東洋美術の精粋 水墨画
【 日本南画院展 】
私の落款印を作ってくれる
水墨画家で篆刻家の
祖父の弟 了一おんちゃん
水墨画の展覧会で最高峰の
日本南画院展に 出品され
作品が展示されています
東京.大阪.京都の
3会場を巡ります
おんちゃんの水墨画は
心があらわれるように
優しく、繊細です
しかも写真を見て描くのではなく
脳裏に焼き付いた思い出を
水墨画に表現しています
いつ見ても おんちゃんの作品は
圧感で 度肝をぬかれます
先日私は
実家のお彼岸の法要の
お参りで帰省し
その際に
おんちゃんに
逢いに行きました
墨絵が上手く描けないことを
相談したのです
すると、おんちゃんから
返って来た言葉は
上手くなくていい
面白いほうがいい
その一言でした
凄く深く大きな応えでした
正直、いまの私には
消化しきれないものでした
しばらく
私の なかを
その言葉が こだました
上手くなくていい?
面白いほうがいい…?
面白いとは…
その一言に
私は まだまだ本当に
未熟だと感じました
いつか おんちゃんの
落款印に恥じない
作品が書けますように
おんちゃんは
私にとって
とても大事な 有り難い存在です
言葉では言いあわらせないけれど
ううん、言葉にも しきれない
それくらい
私にとって大切で
ご恩返しをしたい一人です
祖父ではないけれど
小さい頃から
孫のように
可愛がってくれました
感謝の気持ちと
そして何より
尊敬の念でいっぱいです
桜の季節は もうそこまで
足音が聞こえてきています
私も満開の桜の花を咲かせることが
できますように…
皆様どうか
水墨画の静寂のなかの美しさを
堪能してみてください