【 「 受難日 」 の 始まり 】 | 高山右近研究室のブログ

高山右近研究室のブログ

・右近についての、Q&A 
・右近研究こぼれ話 など

監修 右近研究家・久保田典彦
http://takayama-ukon.sakura.ne.jp/

  【 受難週 ・ 聖週間 】 2022.4.10 (日)~16 (土)

 

 

 

 

 

 

● 「 受難週 」 の木曜日は、 “ 種なしパンの祝い ” の第一日目、即ち、過越の子羊をほふる日になります。

 

 イエス ・ キリストは、弟子たちに言われます。

 「 あなた方の知っている通り、二日たつと、過越の祭りになります。

 私は、十字架につけられるために、引き渡されます。

 

 過越の食事の用意をするために、都に入りなさい。

 そうすれば、水がめを運んでいる男の人に会うから、その人について行きなさい。そして、その人が入っていく家の主人に、

 『 弟子たちと一緒に、過越の食事をする。私の客間はどこか、と先生が言っておられる。』 と言いなさい。

 すると、その主人が、自分で、席が整って、用意の出来た 二階の広間を見せてくれます。そこで、私たちのために 用意をしなさい。」

 

 夕方になって、イエス ・ キリストは、12弟子と一緒に、そこに来られます。

 

● 私たちが使用している今の暦では、

 この後に続く、「 洗足 」 「 最後の晩餐 」 「 ゲツセマネの園の祈り 」 などは、木曜日の出来事ということになりますが、

 

 当時のユダヤの国では、

 一日は、 “ 日没から始まり、次の日没まで ” になりますので、

 「 イエス ・ キリストの受難日 」 は、

 今の木曜日の夕方から始まって、金曜日の夕方までになりますから、

 

 「 洗足 」 「 最後の晩餐 」 「 ゲツセマネの園の祈り 」 ・・・・・

 「 ゴルゴタ丘への道行き 」 「 十字架刑 」 「 園の墓への埋葬 」 などは、すべてが、

 「 受難日 」 と言われる、大変な一日の出来事であった、ということになるのです。

 

 

● 私たち夫婦は、一日に何度も、「 キリストの苦難 」 の賛美を歌って すごしました。

 

       血しおしたたる 主のみかしら

       とげにさされし 主のみかしら

       なやみとはじに やつれし主を

       われはかしこみ 君とあおぐ

 

       私の罪のために 重い十字架負わされ

       あざける人のなかを 歩まれた主の姿

       ドロローサ ドロローサ ゴルゴタの丘へ

       ドロローサ ドロローサ のぼってゆく道

       私の罪のために 重い十字架負わされ

       あざける人のなかを 歩まれた主の姿

 

       都のそとの 遠い道

       ゴルゴタ丘へ イエスさまは

       十字架を背負い ゆかれます

       イエスさま ほんとに重いでしょ

 

       聞こえるだろう 耳をすましてごらん

       真夜中のしじまのなか ゲツセマネの園で

       切なるうめきをもて ただ一人祈られる

       主のみ声が やみにひびく

       そっと みそばに 近づいてみよう

 

       丘にたてる荒けずりの 十字架にかかりて

       救い主は人のために 捨てませリいのちを

       十字架にイエスきみ われをあがないたもう

       十字架のなやみは わが罪のためなり

 

 

 

 

 

 

(76) When the Roll Is Called up Yonder | God So Loved The World | Fountainview Academy - YouTube

 

 

 ( 4年前の今日、アップしたブログ )

【 初めての 五島列島の旅 】 ( 3 ) | 高山右近研究室のブログ (ameblo.jp)

 

 

 

 

 

 

 

   お茶タイム    「 よもぎ柏餅 」

 

 

 

 

 

 

 

           久保田流 ミニ生け花

 

 

  ※  【 今日の うた 】

 

    父の日の 父 古書市に 行きしまま   藤井健治

 

    白桃を いたはりながら 洗ひけり    三品征子

 

    ありがとう 心に刻み たい五文字    岩佐ダン吉