● 毎週木曜日 午後2 ~ 4時、 「 富田識字教室 」 で、受講生の
皆さんと一緒に、一対一で 学習しています。
それぞれが 課題を決めて、そのことに取り組んでいるのですが、
「 どんな勉強をしたいですか? 」 とたずねますと、
「 字をもっと、じょうずに書きたい!」 と多くの受講生達が言います。
文字が書けないのではないのですが、書いている文字に満足していないのです。
「 字が汚い! 」 「 悪筆を直したい! 」 と思っているわけです。
● “ 字が汚い ” と思う原因は、 “ クセ字 ” を書いているからです。
クセ字が悪いわけではありませんが、自分の字に満足していなくて、じょうずに書きたいと思っています。
じょうずに書きたいと思うなら、クセ字を直すしかありません。
こういう字を書きたいと思う 手本にする文字を そばに置いて、
それを マネして書いていくことです。
そのことの くり返しです。
・ 一字一字、ゆっくりめに ・ ていねいに書いていくようにしましょう。
字がうまい人ほど、ゆっくり ・ ていねいに書かれています。
うまい人でさえ、ゆっくり ・ ていねいに書くのに、はやく ・ いい加減
に書いていては、きれいに書けるわけがありません。
・ 左払い ・ 右払いをていねいに。
はねる時は、一度 ちゃんと止めてから、ていねいに はねましょう。
・ 自分のクセを直すつもりで、手本の文字の形を まねしていきましょ
う。
・ まずは、楷書で、形を直していきましょう。
いそいで書くと、すぐ クセ字にもどってしまいます。
・ 一番よく使うのは、ボールペンか 鉛筆でしょうから、それで書きま
しょう。
・ よく使う文字から、手本にする文字をよく見て、クセ字を直していき
ましょう。
住所 ・ 自分の名前は、何度も使う文字ですから、まずそれから
クセ字を直していきましょう。
あいうえお ~ ん までの ひらがな。
0 ~ 9 までの数字も、よくつかいますよネ。
まず、一番よく使う これだけの文字の クセ字を直していきましょう。
よく使う文字のクセ字を、どんどん直していきましょう。
・ 楷書の練習で、基本の書き方がわかってきたら、
少しずつ、くずし字 ( 行書 ) にも慣れていくといいですよネ。
楷書の文字は、わかりやすくて いいのですが、
書くのに 時間がかかるのが、致命的です。
つい 急いでしまうと、クセ字にもどってしまいます。
それで、昔の人たちは、続け字 ・ 崩し字 ( 行書 ) ・ 略字などを工夫
して書いていったわけです。
他の人に読めないようでは困りますが、
部分的な 崩しや 続けは、文字にやわらかさも出てきて、
じょうずな字に 近づいていくかもしれませんョ!
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