【 玉、手織手縫 の 露払 】 | 高山右近研究室のブログ

高山右近研究室のブログ

・右近についての、Q&A 
・右近研究こぼれ話 など

監修 右近研究家・久保田典彦
http://takayama-ukon.sakura.ne.jp/

 

 

 

 

     菓子皿 ・ 朱塗木皿 ・ 柏葉形錫製皿 ・ 貝器 ・ 平椀

 

 

 

    九曜紋入り壺椀 ・ 化粧箪笥 ・ 金蒔絵杯 ・ 木箸 ・ 鏡立

 

 

● 細川ガラシャ夫人の ゆかりの品々が、残されてきています。

 

 

 

               玉、手織 手縫の 露払

 

 

● 細川内膳家に伝えられてきたもので、箱書に 

 「 三斎様御露拂 但 秀林院様御手織 同御仕立也 」 とあります。

 

 上から羽おって、露のある道などを通る時に用いたものでしょうか。

 

 若き日の玉が、夫 ・ 忠興のために 自ら 手織りし・ 手縫いして仕上げたものです。

 

 麻の平織りに、渋染したものを 手縫いしていきました。

 

 勝龍寺城から 丹後の宮津城に移りましたが、

 丹後は、「 丹後ちりめん 」 などで有名な “ 織物の里 ” ですから、

 玉も、夫のために、他の者にまかせるのではなく、心を込めて、自ら

織り上げ ・ 仕立てていったようです。

 

 

● その他、味土野にも同行した侍女 ・ 小侍従が拝領した

  [ ガラシャ夫人 日用食器類 ] が、小侍従の子孫の 平田家に残されてきていました。

 

 

 

          黒塗 菊唐草鏡立           鏡箱

 

 

 

        黒塗 菊唐草化粧箪笥      化粧道具

 

 

 

                    貝 器

 

 

 

         黒塗 九曜紋 ( 細川家の家紋 ) 入り壺椀

 

 

 

 ※ こちらも < おすすめ > 

       アガサ ・ クリスティ 【 アクロイド殺人事件 】

 

 

 

 

 

 

 

   今晩 ( 10/28 ) の 久保田食堂

        娘が届けてくれた 極上の 「 オニオンスープ 」