● 「 会報 『 むろのつ 』 が、“ キリシタン ” を特集していましたので、
お送りします。」
━━ と、おっしゃってくださって、兵庫県在住の 親戚の方が プレゼントしてくださいました。 感謝!
兵庫県たつの市立 室津海駅館 「 嶋屋 」 友の会 ・ 会報
「 むろのつ 」 Vol . 25 ( 2018年10月 発行 )
私 ( 久保田 Ukon 典彦 ) は、大阪の 高槻住まいですので、
こうした本の存在すら 知らない状態ですので、ありがたいことでした。
● 「 室津 」 と言えば、
フロイスの 「 日本史 」 に、 “ 室 ” ( むろ ) として登場してきますが、
1581年 ( 天正9年 ) に、キリシタン ・ 小西アゴスチイノ ( 行長 ) は、瀬戸内海の重要港湾であった 室 ( 津 ) を 所領として与えられました。
1585年 ( 天正13年 ) には、“ 紀州攻め ”における功績によって
小豆島も、所領として 与えられています。
● 関白 ・ 豊臣秀吉が、1587年 ( 天正15年 ) に 「 伴天連追放令 」 を出した時、
畿内で活動していた イエズス会 会員や キリシタン達は、
室津に集まって、今後の対応を 話し合いました。
室津の住民は 迷惑がり、行長自身も、秀吉を恐れて 室津にやって来なかったのですが、
二度にわたる 要請を受けて、ようやくやって来て、
悔悟と 熟慮の結果、決意して、
オルガンチーノ神父と 髙山右近家族を、領地の小豆島に潜伏させ、
かくまうことにしたのでした。
※ フロイス 「 日本史 」 第4巻 第19章 に、くわしく記されて
います。
● もう一つのことは、
1590年 ( 天正18年 )、
巡察師ヴァリニアーノと、帰国した 天正遣欧使節 一行が、
秀吉から 謁見許可が出るまで、2か月間も、室津で待機したことでした。
室津での滞在中に、天正19年の正月を迎え、
恒例によって、関白 ・ 豊臣秀吉に 年賀挨拶に向かう 西国諸侯たちが、使節たちに面会し、西洋の文化に感銘し、親交を深めたのでした。
※ この時の様子は、 フロイス 「 日本史 」 第5巻 第24章 に
くわしく記されています。
「 巡察師が 室に滞在して、事態が経過しているうちに、正月が訪れた。そして、室の港を通過する諸侯の往来も、きわめて活発となった。
南蛮人の来訪という、この あまりにも珍しい出来事に魅せられた彼らは、四名の 日本の貴公子 ( 伊東マンショら ) や ポルトガル人に逢って、この上もなく喜んだ。
彼らの大部分は、巡察師のところへも 来訪した。
そして その折に、彼らは 日本人公子らと 大いにくつろいで語り合ったが、来訪した諸侯は いずれも皆、使節の青年たちに対して 深い
尊敬を払い、彼らを手厚く もてなした。
これら諸侯は、我らのことについて 話を聞くのを 無上に喜んだ。
その際、使節一行は、携帯していた 地図と海図、とりわけ シナで
描かれた 大きい図柄の、きわめて珍しい イタリアの図を 諸侯に見せ、一行が たどった道順や 諸国 および彼らが見物した諸都市、特に
ローマ ( それは 格別 良く描かれていた ) を示した。
彼らは それらを見、その他、イタリアからもたらされた 全円儀 ・ 地球儀 ・ 時計、および 非常に珍しい書籍に接し、
とりわけ、使節の青年たちが着ていた、教皇からの贈物である衣服が豪華なことに 仰天し、讃嘆した。
また、使節の青年らが、優雅に かつ 巧みな手つきで 楽器を演奏する有様を見て、以上のことにも増して 感心し、
彼らから、その演奏の仕方を会得しようと 好奇心に駆り立てられ、
奏楽を続けるよう しきりに懇願してやまなかった。
このようにして、従来 日本の多くの諸侯は、我らのことに関して知る
ところがなかったのに、今や、我ら ヨーロッパ ・ キリスト教世界の名声
と 知識を体得することになった。
のみならず、巡察師は、彼ら 多数の人々と 友誼を結び、親交を深めていった。 」
※ [ Archives ] ( アーカイブ ・ 記録保管所 )
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※ 今日 ( 12/17 ) の 逸品 【 地どれ えび入り 「 てんぷら 」 】
香川県 ・ 観音寺の周辺にある 燧灘 ( ひうちなだ ) で獲れた
地えび を使用した 極上の逸品を、プレゼントしていただきました。