【 南蛮文化館 「 悲しみのマリア 」 】 | 高山右近研究室のブログ

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監修 右近研究家・久保田典彦
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● 大阪 ・ 中津にある  「 南蛮文化館 」

 1年のうち、5月と 11月に 開館されます。( 但し、月曜休館 )

 今、開館中です。

 

 2017. 5 14 と 15 の 2回にわたって、朝日新聞が、

 「 悲しみのマリア 」 ( キャンバス ・ 油彩 ) について、

 この絵が 最初に見つかった ルーツの 福井の地を 記者が訪ね、

 「 奥田無清 」 ( むせい ) という、隠れキリシタンのことを紹介して

くださっています。

 

● この 「 悲しみのマリア 」 画像は、越前 ・ 福井の医師の家に代々、伝来されたもので、

 100年ほど前の 大正時代に、奥田家の土壁から、竹筒に入った状態で発見され、 ➡ 林 若吉 ➡ 池長 孟 ( はじめ )  ➡ 北村芳郎( 南蛮文化館 ) の所蔵となったのでした。

 

 江戸時代の初めに、福井の町に、 「 奥田無清 」 という 医者がいました。隠れキリシタンで、1643年に捕まって 江戸に送られ、福井藩の

江戸屋敷で、刑死したか、拷問で 亡くなりました。殉教されました。

 

● 奥田家から見つかった物は、この 「 悲しみのマリア 」 画像だけでは ありません。

 以下の、多くの貴重な キリシタン遺物も見つかっていますが、

 ( 仏壇の裏に 隠されていました。)

 それらは、 池長 孟コレクション ➡ 神戸市立博物館 に寄贈され、所蔵されています。

 

 ・ 「 教会祝日暦 」 フランドル ( 現ベルギー ) 製 銅版画

   12枚の 小型銅版カレンダーを貼り合わせた、貴重な逸品。

 ・ 鞭打ちのキリスト図 聖牌

 ・ 十字架を担うキリスト図 聖牌

 ・ 磔刑のキリスト図 聖牌

 ・ 聖フランチェスコ像 聖牌

 

 ・ 蒔絵螺鈿 松字朝顔文小箱

 ・ 手帖

 ・ 金属製 箱

 ・ メダル 及び 聖牌 17種

 

 ・ 指輪 3種

 ・ 刺繍 マリア 聖牌

 ・ 赤地刺繍 心臓形 聖遺物入れ

 ・ 十字文 聖牌

 ・ 磔刑キリスト像 十字架

 ・ 金製 十字架

 ・ メダル付き 赤色 十字架

 

 

 

※ 今日 ( 5/15 ) の、わが家の庭の 【 姫小判草 】

 

 

 

 

 

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