おはようございます
今日ご紹介の絵本
『コケッコーさんと ころりんたまご』
作 :かろくこうぼう 様
発行:フレーベル館 様
かろくこうぼうさんの絵本は、
木や粘土を使って製作されています。
NHKのEテレのこども番組
「いないいないばあっ!」
のオープニング映像も造形されているそう。
どうりで、なんか見たことのあるような(実際見てるし)
親しみやすい感じがするのでしょうか。
我が子はこの作者さんの
『さがそ!』シリーズも大好きです。
コケッコーさんはシリーズになっていて
⑨まであります。
このお話は②です。
この絵本を選んだ理由は、
子どもに読んでいて、
「ねぇ、"おしめ"ってなに?」
「"あたふた あたふた"ってどういう意味?」
と聞かれたことです。
一つ目の "おしめ" について。
そうか~!おしめって初耳なんだと驚き。
「"おしめ"は"おむつ"のことなんだよ」
と答えると
「じゃあなんで"おむつ"って言わないの?」
と。
うむ、確かに。
私のおばあちゃん世代からは聞いたことある気がするけど、母からは聞いたことないような。
調べてみると、
"おむつ"は、介護用も医療用も赤ちゃん用も全て含まれ、
"おしめ"は、赤ちゃんのみに使われるとのこと。
へぇ~知らなかった~
昔の言い方とか方言なのかと思ってたけど、
違ったんだ。
子どもが疑問に思ってくれなかったら、
気にも留めなかった。
なんとなくで知ってる言葉だったし。
今回のきっかけで、ちゃんと調べてみて、
自分も勉強になったなぁ。
疑問に思って調べるって大事だなぁと改めて思いました。
二つ目の "あたふた あたふた" について。
「慌てている様子を表しているんだよ」
とは答えたものの、
確かに会話の中でも、テレビの中でも、
あまり出て来ない言葉かな~と。
今まで子どもにたくさんの絵本を読んできました。
でも、言葉の意味を聞かれたことは意外にも初めてのような気がします。
例えば、
「アリクイってどんな動物?」
っていうのはあって、図鑑や画像を見ることはあっても、生き物以外では、なかった気がするなぁと。
考えられるのは2つあって、
◯これまで、子どもは知らない言葉があってもそこに着目していなかった。
でも最近になって、興味を持つようになってくれた。
あるいは、
◯これまで読んだ絵本は、子どもに分かりやすい言葉や文章で書かれていた。
どちらかだと思いますが、
前者だと、子どもが言葉の意味に興味を持つようになってくれて嬉しいなと。
後者だと、絵本の作者さん、編集者さんは
とーっても考えて工夫して、
子どもに分かりやすく絵本を
作ってくれていたんだなと。
理解しているつもりではいましたが、
改めて、その背景に感謝と尊敬の念を抱きました。
…ということがあった、記念すべき(?)本なので、
取り上げてみました
絵本を読むのは良いと分かってはいても、
疲れていたり、毎日毎日は大変だったりしますよね。
今は絵本を読むことが
子どものため。
親子のふれあいの時間のため。
賢い子どもに育てるため。
本好きの子どもに育てるため。
などなど、
絵本を読むことが、
親のマストになっている感じがして、
強制感に弱冠の息苦しさを感じる場面もあったりします。
私は、私自身が絵本が大好きで、
読む楽しさはありますが、
目に見えない将来の子どもへの効果を意識して続けるって、難しい時もあるのでは。
健康食品が身体に良いのは分かるけど、
毎日毎日3食はちょっとしんどい、みたいな。
でも、そんな時に、今回のことのように
子どもが言葉の意味に興味を持ってくれたこと、
子どもの言葉の幅が、世界が広がっていくのを側で見れた時、
絵本を読んでいて良かったなと
心から思うのでした
https://www.froebel-kan.co.jp/book/detail/9784577033425/