おはようございますニコニコ


北海道ではもう初雪、初冠雪が見られており、一気に季節が進んだ感じがしますね。

今のところ、緊急事態宣言も解除されているので、今年こそ冬のイベントを満喫したいなぁと思っています雪雪の結晶



今日ご紹介の絵本は冬の季節にぴったりの絵本です。



『まぼろしの ゆきのはらえき』


作・絵:真瀬なおかた 様

発行 :ひさかたチャイルド 様



〈あらすじ〉
ある冬のこと、男の人が吹雪にあい、「うみやまてつどう」の線路際で倒れてしまいました。
それを見つけたのは、近くにすんでいるきつね。きつねは男の人を抱き起こそうとしましたが、
重くて動かせません。そのとき、電車の警笛が聞こえました。
きつねがとっさに呪文をとなえると、小さな駅が現れ、きつねは駅長の姿に。
電車が急停車し、男の人は救助されましたが、その後、駅はあとかたもなく消えて…。

うみべのまちと やまおくのむらを むすぶ うみやまてつどう。
うみやまてつどうには ときどき ふしぎなことや たのしいことがおこります。

〈小さな鉄道を舞台に描くファンタジー〉
「うみやまてつどう」シリーズには、今後、人情味あふれる運転手さんや車掌さん、村人たち、そして多くの動物たちが登場する予定です。
人間と動物が共存するお話の中に、どんな時代であっても、自然の偉大さや不思議さを感じてほしいという作者のメッセージが込められています。(編集部)
(絵本ナビ様より抜粋させて頂きました)


雪の中できつねが出てくる…
「ごんぎつね」を彷彿させる要素がありますが、ハッピーエンドなので安心してお読み頂けます(笑)
「ごんぎつね」とか「泣いた赤鬼」とか、もう切なくて切なくてえーん

この、"うみやまてつどう"シリーズは、ほんわかしかお話が多いのでオススメですラブラブ

私がこの絵本で好きなところは、きつねの呪文で
架空の駅が現れるところ。

きつねが何にでも化けられるのであれば、馬とか牛とかになって、倒れた人を自分で運ぶことだってできたはず。

でも駅が現れたことで、不思議なファンタジー感がすごく出るし、乗客や駅長さんなど、もっと多くの人が関わるようになるので、物語としてもボリュームが増す感じで、間瀬さんの発想がすごいなと思います(ナニサマポーン)


最後に気になるのはもちろん!
きつねって本当に油揚げが好きなのって点です真顔
ネットで調べてみると、ネズミ揚げが好きでそれが今の油揚げに繋がった…などなど、色々記載されていますが…。

動物園では餌をあげることが出来ないし、野生ではきつねに餌が貰える所と認識されても困るので、試せないショボーン

どなたか、きつねの油揚げ好き説、実証して欲しいなと思います真顔


話逸れましたが…
以前投稿した『ドライブにいこう』もそうですが、
間瀬さんの絵本は、読者を物語の中に誘ってくれるところが好きでして。

今回も最後のページ、
うみやまてつどうの電車に乗ってみたい!
まぼろしのゆきのはら駅やきつねの駅長さんに会ってみたいなぁ、と思わせてくれます。

素敵な絵本です。
オススメです。


 


お読みくださり、ありがとうございました。