はじめまして。

ご訪問ありがとうございます。

今までブログは読む専門でしたが、今日から投稿を始めることにしました。

好きな絵本やお気に入りのもの、思ったことなどを気ままに綴っていきたいと思います。

よろしくお願いします。



初回は大好きな絵本の紹介です。


『つみきのいえ』

絵:加藤久仁生 様
文:平田研也 様


ほとんどの建物が水没した土地で暮らす老人。ある日落とし物を探しに海に潜ると…。

第81回米国アカデミー賞短編アニメーション部門受賞をはじめ、2008年6月のフランス・アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最高賞)・こども審査員賞をダブル受賞、2008年度第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など、世界中の映画祭で20冠に輝いた短編アニメーション「つみきのいえ」を、作者である加藤久仁生(監督)、平田研也(脚本)の二人が絵本として描きおろしました。

(絵本ナビ様より抜粋させて頂きました)



私はアニメーションは見ていないのですが、本を読んで泣けました。

おじいさんの日常や思い出が淡々と描かれているだけですが、なぜか涙が流れます。

子ども向けというより、大人に響く内容だと思います。

絵も柔らかい感じで素敵です。



下の家へ潜ることで積み重ねた日々を思い出すおじいさん。
その日々に戻りたいわけでもなく、
嘆き悲しむのでもなく、
おばあさんが恋しくなるのでもなく、
思い出にどっぷり浸るわけでもなく、
また淡々と自分の生活を続けるおじいさんに、
最初読んだ時は「え、なんもなし?!」とも思いましたが、
全てを受け入れて今を生きているおじいさん
を素敵だなと思います。
天国にいるおばあさんも、安心して微笑んで見守っているだろうなと想像します。

こういう関係、素敵ですよね。

心が温まる絵本です。


よかったら読んでみてくださいね。


お読み下さり、ありがとうございました。