今日はセックス抜きのデートで、ぬふふと心があったかい反面、こんなデートばっかりしてたって彼氏ができないんじゃ意味ねーぞと冬将軍に心を攻撃されている。
今日は待ちに待った日系アメリカ人とのデートだったのです。
彼が今回チョイスしたのは中目黒のメキシカン・レストラン。
こぢんまりとしたかわいいつくりで、店内はにぎやかで華やか。超メキシカン風(あたりまえだ)。
食事している人々も、なんだかオシャレに見える。外国人多し。
さすが、この人が選ぶレストランにははずれがない。
あたしはかなりの大食いなので、そして彼もそれを知っているので、おまけに彼は恵比寿で80㎡くらいのお家に住めるくらいの経済力がある人なので、おいしいブリトーやメキシカンライスを頼みまくる。お酒はバナナ味のマルガリータを頼む。彼はふつーのマルガリータを頼む。
ううううううう、うまいっっ!とは言わず、
かわいく笑顔で、超超おいしいねっ!幸せっ!●●とする食事はどうしてこんなにおいしいんだろ!と(あたし的に)男心をくすぐるコメントを述べてみる。
彼、嬉しそう。
彼は38歳なんだけど、彼の彼女は32歳らしく、2年ほど続いているそう。
けどそんなの関係ねぇ!(古いか?けれど例のジェスチャーまでつけてやる!)
U子は、美人だし、スタイルもいいし、かわいいし、おもしろいし、すっごく魅力的だと思うよ
なんて、さすがアメリカ人。口説きなれとるな…。
そんなこと言ってくれるの、●●だけだよ。ホントに。ちっとも自信なんかないもん。
とまぁとりあえず、とりつくろっておく。いや、ほんとにあんまりそんなこと言われたことないんだけど。
何を言ってるの?U子はもっとconfidenceを持ったほうがいいよ。他の日本人の男の子はどうかわからないけど、俺はそう思うよ。
あれまー マジでー ありがとう。素直に嬉しい。
とまぁ褒めちぎりのアメリカ風デート。こんなシーン、Sex and The Cityで何度も見たことあるわ。
そんな感じで、ちっともアメリカ人の彼もかっこよくないんだけど、それでもすこぶる優しくしてくれる。
カウンターでは手も握ってくれるし、大口開けて食べてるもんだから口の端についたサワークリームも、ナプキンで笑いながら拭いてくれる。
やだ、超デートっぽいじゃないの。わくわくするわね。
そんな感じで、終電の時間。
外は超寒くって、あたしは半そでのミニのワンピースに、トレンチコートを着ていたので、マジで寒くて死にそうになる。
寒い寒い寒い言ってると、あたしを引き寄せて肩をさすってくれる彼。
おぉ さすがアメリカ人。触りなれとるな…
おまけにホカロンの小さいやつあるよ とか言ってほっかいろまでくれる始末。
やーだー 超優しいね、あんた。
そして、とうとう運命の改札口。
2回デートして、まったく何もなければ、3回目のデートも何もない。その強迫観念があたしを駆り立てる。
けど、何もできない。だってあたしブスでデカイし、誰にも愛されない女っていうコンプレックスがあるんだもの!引かれたら嫌だ。
じゃ、次はきっと年明けかな?また行こうね。と言う彼。
わかった。じゃあ仕事落ち着いたら連絡くださいね。といい子ぶる私。
キスしてくれないの…?と心の中でつぶやくが、如何せんここは中目黒の駅前。日本なのだ。
じゃ と右手を差し出すと、
引き寄せられて、かる~いHUGと耳元へのかる~いKISS…
うひゃーーー これって映画で見たことあるあるある!
ってあたし今経験してんじゃん!とテンション急上昇。
「U子。今のはダメ。アメリカだったら、もうダメってこと。」
彼のアメリカみたいな甘い匂いにくらくらしながら、どういういこと?と甘い目で聞き返すあたし。
「アメリカで、デートの帰りに、握手されたら、あなたもう全然興味ないわよ。電話もしないでってことなんだよ」とはにかみながら言う彼。
じゃあいま、傷ついた?
「いや、ここは日本だから。」
じゃあアメリカだったら、どうするの?
「え?だから、今みたいにHUGして、軽くキスするの。」
どこに、キス、するの?
「うん?こことか(ほほを指す彼)、ここにもするかな(唇を指す彼)。」
……
ここでやらねばどこでやる!!!!!と心の声。
チュッ
ってな具合にかる~~~いキスをして、にこっと笑顔で またね と言う私。
どうだ!これでどうだ!
心臓はドキドキと早打ち。
こらっ キスくらいでこんなにドキドキしてどうするっ U子!こんちくしょ!という具合である。
改札を通って、一度振り向くと、彼は少し照れたように笑い、手を振っていた。
別れ際、2回振り返るのは気のある証拠って何かの本に書いてあった。
振り返りたい。けど振り返ってたまるか!!!
と涙を飲んでそそくさと横浜行きの東横線にのりましたとさ。
うーん デートがどんどんとハイレベルになっている…。すげーな 自分。
こんなデートも、いつか自分に娘が生まれて、ママの一番素敵なデートってどんなのだった?なんて聞かれたら、あのね~ でへへ なんて答えることがあるのかな。
こんなに素敵なデートをしても、片思いをドロップアウトした彼のことを帰りの電車で思い出す。
手をつないで、2人で酔っ払いながら電車に乗ったあの日。
目的地になんて着かなくてもいいと思うくらいに幸せだった。
今でも、他の男とどんなに素敵なデートをしても、楽しく笑えるセックスをしても、一番好きな人は、変わらないのに。
いや、しかし。これでいいのだ。あたしは幸せで傷つかない恋を求めてデートしてるのだ。
むむむ…。
次のデートは犬みたいな彼との初めての食事。日曜日。かかってこい、こんちくしょう。