処女はめんどくさい? | Fuck and Shit

Fuck and Shit

朝起きて、顔をあらって、ご飯を食べて、仕事して、お風呂につかって、次の日のためにベッドで眠る。

そんな日常が、うれしかったり、さみしかったり、悲しかったり、退屈だったり、愛おしかったり。

初めてセックスしたのが14歳の夏。


北海道の短い夏、同級生の男の子と布団にくるまって汗だくになりながら、セックスをした。



今考えても、どう考えても早すぎる。中学3年生に何がわかるというのだ。セックスの何がわかるというのだ!


という私事はよこっちょに置いておいて、今回は処女である友人の話。




あたしの同い年の仲良し友人のひとり、Aちゃんは処女である。


そしてこの前、30歳の彼氏ができた。


Aちゃんは女子高・女子大のような女の子ばっかりの大学を卒業し、しかも(Jpopを代表とする)GLAYのファンであり、恋をそっちのけにしておっかけ生活してきたようなタイプなので、処女である。


しかしこの前、生まれて初めて、30歳の彼氏ができたのである。



Aちゃんは生まれて初めての彼氏・キス・エッチなことについてテンション急上昇。



彼とのお泊りから帰宅したAちゃんは、ほんとに、おちんちんって勃つんだね と言っていた。


ほんとに濡れたりするんだ…って思った、とも言っていた。


手で触られるより、おちんちんを当てられたほうが気持ちよかったんよ とも言っていた。



げろーー!エロいっ


リアルな25歳処女のコメントとしては、ブーっと鼻血が出そうなくらいリアルにエロかった。


そんなエロすぎる出来事がありながらも、Aちゃんはいまだ処女である。



なぜか?



第一日では、コンドームがなかったので、パンツの中のなんちゃらと、パンティの中のなんちゃらを間接チューさせただけで、ごくんと涙とヨダレを飲みお互い濡れたパンツをそのままにしながら、そのまま寝たらしい。尊敬。



あたしなら、 ちょとだけでいいから、いれよ? と禁断の一言をつい放ってしまう。



まぁあたしのことはちょっと横っちょにおいておいて、Aちゃんは別の日、今度は彼とともにメイクラブホテルへ。



2度目の正直でコンドームのあるメイクラブホテルへ行ったのにもかかわらず、Aちゃんはいまだ処女である。



えっ? なぜか?


以下は2度目のお泊り発表会の内容。



「彼が、自分のシーツやタオルを汚したくないと言ったので、ラブホに行きました。」


つっこみどころが分からないくらい意味分からんコメントだけど、Aちゃんの話は続く。


「それで、一緒にお風呂に入って、いざということになったんだけど、彼がたたなかった。私、とうとうフェラデビューまで果たしたのだけど、ダメで。」


えっ Aちゃん!なんて健気!うぅっ 処女がフェラチオデビュー!涙がでそうなくらい切ない。


そして話はさらに続く。



「なんだか、たたなかった理由としては、処女と以前もセックスしたことがあって、そのときにすごく痛がられたから、それがトラウマになってるんだって。そして、処女とセックスすると本来のセックスの目的よりも、儀式的で、保健の授業みたいになってしまうから、たたなかったらしい。」



えっと… Aちゃん、それって彼がそう言ってたの? とまどいながら尋ねる私。



「ん?そうだよ。私、痛いのはつらいけど、不幸せではないことだよ とか励ましたんだけど。」



ちなみに、フェラチオは、自分からするって言ったの?


「うぅん。彼がたたなくて、フェラチオしてみる?って聞かれたから、うん してみるって言ってしたの。けど半分くらい硬くなったけど、ダメだった。」




…もうあたしはその話を聞いて、怒りがふつふつと湧き上がる。



おいおい、ふざけるんじゃねーよ


フェラチオはしてみる?なんていまだかつて男に言われたことなんて、一度もねーぞ


フェラチオはしてみる?じゃなくて、フェラチオしてくださいだろうが!!!!!


しかも処女にフェラチオなんて土下座ものだバカ!




いや、そこだけではなくて、


もうもうもう、すべての話が、なんて言っていいかわからないくらい根本的に間違っている。



処女で、初めての彼氏で、そんな状況下でちんこが勃たなかったのはしかたない。


けど、お前がたたなかった情けない理由を、彼女のせいにするな!バカ!


25歳で初めてのセックスで、初めて好きな人とするのに、たたなかった理由は、たとえ本当にそういう理由があったとしても、たとえば「ほんとすみません!俺、おじさんになったのかな~…」なんて気の利いていて気の抜けるような、苦笑いできる優しいジョークでサラリと流してよ!



しかも、シーツ汚したくないって何?


うんこついても全っ然いいよー!くらいの根性でセックスしろ!



しかしそれを処女のAちゃんに告げていいものか、悩んでいる間にAちゃんは言う。


「それでね、彼、やっぱり初めての相手って、俺じゃなきゃだめだよね?って言ってた」



えっ Aちゃーーーーーーーん!!



最低を通り越したゲス男。


けれど恋は盲目という落とし穴と、初めての恋とエッチなことのベールがかかっていて、Aちゃんはゲス男に気づいていない。



友達の好きな男だし、どこまで何を悪く言っていいのかどうか、そして彼はたぶんAちゃんのことをそんなに好きではないよ、という真実を告げてもいいのか、完全にわからなくなり、困ったあたしは


「Aちゃん。ひとつだけ言っておくと、フェラチオは、してみる?じゃなくて、してくださいって頼むものなんだよ…」とだけ言っておく。



そしてその日の話の内容は、ずしーんとあたしの心に突き刺さる。


25歳で処女なんて、なんも悪いことではない。


威張ることではないけれど、けれど恥ずかしいことでも、なんでもない。


セックスなんて、そういうものではないのだ。



でもめんどくさいのか?


あたしは今30歳童貞と自ら好きでもないのに挙手して、あたし筆おろししてあげるっなんて趣味はないけれど、それでも童貞とした数は、ほかの女性比べると多いほうだ。


めんどくさいと思ったことなんて一度もない。


それどころか、彼を傷つけないように、けれどリードしすぎないように、楽しく、初めてのセックスでの自信をつけれるように、努力したつもりだ。


童貞ではないけど、初めてセックスする相手が、(なぜか)勃起できなかったときも、傷つけないように、いいの、気持ちのいいこと、いっぱいしてくれたから、なんて言ってそのまま寝て、朝立ちの力を借りてセックスしたことも、何度かある。



気をつかってきた。女のあたしが。



けれど男とか女とか関係なく、それは体を重ねるものとしての、礼儀であり、優しさであり、教養だと思っている。



しかし、なんで?



処女はめんどくさいの?


どうしてなのかな?



何を思ってめんどくさいと思っているのか、次のデート相手に聞いてみようと決心する火曜日。


犬みたいな彼は、なんと言って返すのだろうか。