のびしろ | Fuck and Shit

Fuck and Shit

朝起きて、顔をあらって、ご飯を食べて、仕事して、お風呂につかって、次の日のためにベッドで眠る。

そんな日常が、うれしかったり、さみしかったり、悲しかったり、退屈だったり、愛おしかったり。

この前、小さくて犬みたいな彼といきなりのセックスをした私。



セックスの前の飲み会で、あたしは彼とそのほかの人々に、もう先にセックスするのはやめたの おでこにレ点つけられるから!と言っていた。



そうすると彼は、「いいじゃない!セックスしたって!俺の女の子との恋愛は、まずそこからなんだよ!」とよく通る素敵な声で言い切っていた。



「だって、男の人はセックスしたって、女の子のことを好きになるわけじゃないじゃない!」と言い返す私。


そうすると「そんなことないよ!けど…ただ…。そこからの女の子との伸びしろっていったら、ハンパないよね…」と言う彼。



そう。そのときは、ひどーい なんてみんな笑っていたんだけど。


今はあんまり笑えない。苦笑い。



セックスしたあとの女の子の気持ちの伸びしろはハンパない。ぐいーーーーーーーーーーーんと伸びてしまう。



どんなにその人がかっこわるくておっさんで、身長が自分より小さくて、センスも悪くても、どうしても、やっぱり好きになってしまう。


よっぽどセックスがひどい代物だったら別の話かもしれないけど、あんなに元気で笑えるセックスができた相手だったら、一緒にいても楽しいのでは… なんて幻想が生まれてしまう。



好きなわけじゃない。決して。


けれど嫌いなわけがない。



なんでだ?


あんなにも好みじゃない小さい男に、一回ぽっきりきっかり抱かれただけで、こんな気持ちになるなんて、あたしの心はそれほどにも軽いものだったのか?



そんな女になりたくないのに。




会いたいと思うのは、どうしてなのかな。



寂しいからなのかな。



悲しいからなのかな。



メールがこなくて、なんか悔しくて傷ついた感じがするのは、どうしてなのかな。



好きなんて、そんな気持ち、特別な感情なんて、たぶんないのに、こんなに空しい気持ちになるのは、なんでなのかな。


セックスの後遺症って、持て余すようなこういう気持ち。


いや、でも、はじめっからそういう暗黙の了解があって、あったからこそ、あんなに楽しくて明るいセックスができたのだ。



あー もう!一人でいいのに。


ちゃんとしたデートをして、セックスをして、ごはんを食べる相手が、一人でいいのに。


それはそんなに高望み?神様。


なんて都合のいいときだけ神に祈ってみる。