※この記事は過去(25歳だった頃)の出来事を綴ったものです。




なんか知らんが、

この男の子がつい先ほど彼氏になって、

なぜかチューしてしまった・・・




なんでこんなに押しに弱いのだろう・・・がっかり

自分を持ってないよね(>_<)







帰り道、

エビフライの横顔をチロっと見ながら、

そんなことを思った。










・・・そういえば・・・








「ねー、名前、なんていうの?」








付き合い始めて、ようやくフルネームを知る。






こんな始まりもあるんだろうか・・・。

なんだか不思議だ・・・。








マンションの駐車場で、

彼の車から降りた時には、

もう、早朝と言ってもいい時間になっていた。




「じゃあ」



「じゃあ」






ブーーンと去って行く

レビンのテールランプを見ながら、




そうか・・・

あの人がうっくんの結婚する人なのかぁ・・・





と、

まるで他人ごとのように、

だけど、

なんだかそれは、自然とうっくんの中に芽生えた想いだった。














その週の日曜日。












ジョー君とまたデートの約束をしていた。





約束の時間は午前11時。




朝起きて、時計を見ると午前10時。







眠い。






ダルい。





行きたくない。






なんで約束なんてしてしまったんだろう・・・。






はぁ~~~~・・・あせる


めんどくさぁ~~~・・・。






ジョー君と遊ぶ時間があるなら、

お姉ちゃんとお出かけしたり、

おうちでゆっくり過ごしたい・・・。













12月あたりから、

うっくんは会社で管理職を任されるようになった上、

大きなプロジェクトを抱えていて、

また深夜帰りの日常に戻っていて、

寝不足と疲れでヘトヘトだった。



一緒に住んでいるお姉ちゃんともゆっくり過ごせなくなっていた。

2LDKの同じ屋根の下で3日会わない日もある程。

大好きなお姉ちゃんとの時間の方が、

うっくんにとっては大事な時間だった。







仕方ない・・・。


準備するか・・・。








ノロノロと準備して、

彼の迎えを待った。








「おはよぉ~~~」


「こんにちは。」


「ここまでだいぶかかった??」


「2時間ちょっと。」


「遠いねぇ~~。」


「・・・。」







しーーーーーーーん







特に会話がないまま、

車のFMだけが静かに流れている。






しばらく走った後、

回転ずし屋さんの駐車場に入った。






・・・・・・え?






「ねーねー・・・
今日、お寿司食べるの?」




「え?イヤ?」



「いや・・・イヤではないけど・・・。」



「何?」



「何食べたい?とかさぁ、
どこ行く?とかさぁ、
なんにも聞かれなかったな、と思って。」



「何食べたい?俺はお寿司。」


「そりゃそうだろうね、お寿司やさんにすでに来てるもんね(笑)
うっくんはなんでもいいよ。」



「じゃ、入ろう♪」








・・・なんだろう・・・。

やっぱ変わった人だなぁ・・・。







「お寿司好きなん?」


「うん♪」






無口で無表情の彼が、

満足げにお寿司を食べている。






そんなにも寿司を食べたかったのか。







ほんとにこの人は、

自分の気の向くままなんだろうなぁ・・・。






うっくんの意思を全く無視して、

自分本位に行動するジョー君。




だいぶ呆れたけれど、

おいしそうにお寿司を食べる彼を見たら、

ま、いっかべーっだ!

こんな些細なこと、怒ったりスネたりすることでもないしなぁ。




と思った。





食事が終わって、

二人でどこに行くあてもなく、

車で街をぷら―っとした。









ドライブばっかりしていてもなぁ・・・。









「どっか行く?」

「どこに?」

「映画とか」

「見たい映画、ない」






「・・・。ガーン






「じゃ・・・ゲーセンとか」

「どこにある?」

「○○町」

「そこまでいくのめんどくさい。」



!!!

そんな遠くないやん(@ ̄Д ̄@;)






「・・・。」








「じゃ、カラオケとか」


「カラオケは嫌い。」






$電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと




「・・・。」












「じゃあ・・・どこ行く?」


「別にどこも行くとこないけど。」


「いや・・・だからさぁ・・・。」







どういえば話が通じるんだろう。








考えているうちに、
車が停まった。





・・・ん?





大きな公園の駐車場。



「散歩するの?」


「いや。別に。どこにも行くとこないから。」





そのままたまに会話して、

また黙ってを繰り返しながら、

車の中でぼーっとしたり、ちょっとお散歩したりで

2時間ほどたった。



「そろそろ、行こうか」



とジョー君が言った。






ん?どこに行くんだろう




と思いながら車に乗り込んだ。





着いた先はうっくんのマンションの駐車場だった。









・・・ハァ?










「じゃあ。」


「あ、今日はもう帰るんだ?」


「うん。もう5時(17時)だから。」


「・・・5時は帰る時間なんだ(笑)」


「今からここ出ても、夕食の時間ギリギリだから。」


「そっか。じゃーねー」







ん~~~~・・・





こういうタイプの人は初めてだなぁ・・・。











と思った。



つづく。




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