※この記事は過去(25歳だった頃)の出来事を綴ったものです。



「ね、ちょっとまつ毛1本抜いてみて。
俺のと比べてみよっ♪」













って








誰が貴重な一本、

お前のために抜くんじゃボケーーーっ!!!

ヾ(。`Д´。)ノ





















$電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと





「おぉ。けっこう長い♪」


「・・・。


そうだね・・・。

うん。

そうだね・・・。」











・・・。






何がそんなに楽しいんだ・・・


理解不能ガーン









無口なくせに、

わけのわからないところで急にハイテンションアップになる。







食事が終わって、

プラっと夜の街を歩いた。






結局、

ほとんど会話がないまま、

エビフライの車に乗り込んで、

ドライブすることになった。






エビフライを間近で見ると、

異常なほどまばたきがゆっくりで、

目も、眠そうな二重だし・・・






アレに似てるな・・・







「ねぇねぇ、ラクダに似てるよねぇ~」
















し、しまった!!!
これは言ってよかったのか!?



$電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと

















「うんニコニコよく言われる音譜









言われるんかーーーいっ!!


しかもなぜか嬉しそうやないかーーーいっ!!




思わずちょっと笑ってしまった。






「この曲いいよね♪
ケツメイシ、好きなの?
あたしも好きだよ♪」















「別に。」






$電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと







・・・。ダウンダウン





「でも、このCD、自分で買ったんじゃないの?」



「なんとなく買ってみただけ。
好きなアーティストはいない。
いい曲だな、と思うのはあるけど。

しいていうならインフレイムスが好き。」







「い・・・インフレ・・・?


・・・デフレ?(←経済学部出身w)」





「デスメタル」





「・・・わかんない。」




「知らないならいい。」







しーーーーーーーん。








ま・・・

まったく会話が続かない・・・








何この人・・・。

自分から誘っておいて、

楽しくないんかな?

何考えてるか本当にわかんないやつだなぁ。






ま、だけど、

無理にしゃべんなくて、

黙っててもよさそうな人だし、

これはこれでアリかなぁ。

ラクちんだ♪











会話を放棄して、

ずいぶん長い間、沈黙のままドライブしていた。








そして・・・。









「ねぇねぇ、○○市に住んでるって言ってたよね。」


「うん。」


「だいぶ遠い?」


「うん。来たことない?」


「2回くらい、観光で行ったことあるけど、憶えてない。
ものすごく坂道ばっかりだったなぁって記憶はあるけどw」



「うん。山ばっかりやしね。」


「○○市は上り坂と下り坂、どっちが多い?」








「・・・」








「・・・?」







「どっちも同じと思うけど。」



















だな!!!
$電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと





うん。


言ってみただけだよ・・・



うん。









わ、




わかってたってば・・・!!!










「・・・それともこんな風に、

一度行ったら戻れない道でもあるわけ?」








「・・・はぁ??」









山道で迷子になっていた。












こ・・・



こいつ・・・!!



いつから気づいていたんだ!!!

















「帰り道教えて。」



「わ・・・わかんないよぉ~~~・・・
うっくん、方向音痴だし・・・」




「地元でしょ。」



「地元って言ってもこんなとここないし・・・

っていうか、ここがどこなのかもわかってないし・・・」








つーかテメー、

はよ言えよ・・・
ガーン






それから、さんざんウロウロしていたら、


たまたま知っている山の公園についた。






公園の駐車場で休憩。


車の中で一息ついた。








とくに二人に会話はなく、


ただぼーーーーっとしているばかりだった。








てかさぁ・・・


もうこんな夜中だし・・・


明後日から仕事だし・・・


早く帰りたいし・・・


この人、会話盛り上げる気もなさそうだし・・・


だいたい、楽しんでるのかさえわかんないし・・・


なんでこの子と、こんなところにいるわけぇ~~~・・・?






ぼーーーっとして、

超マイペースなこの男に、

だんだん腹立たしささえ覚え始めた。







「明日、仕事?」


「休み。」


「そっか。

でも・・・
早く帰らないと、
帰り、すごい眠いんじゃない?」



「うん。」


「そろそろ帰ろっか」


「うん。」








しーーーーーーーん。







「帰ろう?」



「うん。」









しーーーーーーーん。









だから帰ろうってば!!

はよ運転せいっ!!!









「あのさぁ」


「はい?」


「つきあって。」









「・・・はぁ!?」






「俺と付き合って。」


「イヤ。」


「なんで?」


「年下に興味ないから。」


「なんで?」


「え?なんでって・・・別に。
年下とは合いそうにないな、って思うし。」



「今まで年下と付き合ったことある?」


「ない。」


「付き合ったこともないのに、
合わないってなんでわかるの?」



「いや、わかんないけど、
付き合う気もないってこと。」



「とりあえず付き合ってみなよ。」








はぁ!?




なんじゃそりゃ!!!



っていうか、このデートの何が楽しかったんだ!?!?








「とりあえずで付き合うなんてそんなの嫌。」


「じゃ、真剣に付き合ってよ。」


「だから、それだったら付き合う気ないって。」


「じゃあ、とりあえず付き合って、
やっぱ合わんって思ったら、
そん時別れてくれていいから。」







なんて強引なんだ!!!
(((゜д゜;)))






「お試しなんてやだよぉ」


「本人がいいって言ってるからいいやん。」


「お友達からでいいなら、いいよ。」


「ただの友達のためにこんな遠くまで会いにこんし。」


「!!!」


「友達っていう関係が意味わからん。
女友達なんていらん。」





そしてなんというワガママさなんだ!!!





「だってさぁ、
言っても今日、会うの2回目だよ!?
初対面って言ってもいい程なんだよ?

なんでそっから急に付き合う話になるわけ?
物事には順序ってもんが・・・」




「かわいいと思ったから。
背がちっちゃかったから。

興味があるから。
初めて、また会いたいと思った女だから。


それだけじゃダメなん?」




「・・・ハ?」




「初めて自分以外の人に興味持った。

また会いたいって思った人間も初めて。

けど、彼女じゃなかったらもう会わんやろ。」




「いや、会おうと思えば会うんじゃない?友達でも。」



「そんなこと俺はせん。
彼女のためならまた会いにくる。

彼女になって」





そ・・・そんなぁ・・・あせる






「じゃ、断る理由は何?
会うのが2回目だから?
俺が年下だから?

それ以外に断る理由がある?」




「ない・・・」



「ないなら付き合ってよ。
そんなの断る理由にならないやろ?」







・・・な・・・なんて男!!!




「・・・俺は

彼女以外の女と二人で会うことなんてせんし、
彼女以外の女のために、
ホイホイ自分の時間使ったりせん。

わざわざただの女のためにそこまでせん。」




この時のエビフライの”付き合って”という先の未来に、

彼がその時点で結婚を見据えているような気がしていた。




とりあえず、付き合ってみる。

とりあえず、時期がきたら結婚を考える。




そういうタイプではない気がした。

付き合う=結婚を前提に付き合う

のが当然というタイプのような気がした。





それはなんとなくの、勘だった。







ここでOKをしたら、

このわけのわからない男と結婚することになる!!!



それはなんとしても阻止せねば!!









でも、



ど・・・どうしたらいいんだぁ・・・?







頭の中でぐるぐる考えてみた。




だけど、何もよい考えが浮かばなかった。













もういいや(>_<)


言われてみたら、

たしかに年下っていうだけの理由で断るのも

なんだか理不尽な気がするし・・・

視野が狭いのかも知れないし・・・。

ダメだったらすぐに断ろう!





・・・って、




いや、待てよ・・・?







「う・・・うん。

でも、その前にちょっと聞きたいんだけど・・・」




「うん。」



「パチンコしたことある?」


「ある。」


「好き?」


「どっちでもない。
友達に誘われて行くことはあるけど、
自分から好んで行くことはないな。

なんで?」





ツカモのことで
懲り懲りだったから、
ギャンブルする人はいやだなぁ

と思っていた。

未経験も×
後からハマる可能性もあるし・・・。

現在ハマっているというのも論外。

たまに楽しむくらいが◎。




断る理由になりそうで、
ちょっと期待したんだけど・・・。




「いや・・・別に。


・・・じゃあ、

結婚してる・・・とかは・・・?」



「はぁ!?俺、21よ?」


「21でも結婚してる人はいっぱいいるよ。」


「はい。コレ。」



健康保険証だか、
社員証だかに未婚と書いてあった。





ん~~~・・・


いよいよ断る理由がない。



あるわけがない。



うっくんはこの男の事を何もしらないんだから。






「これでいい?彼女になってくれる?」






・・・はぁ・・・DASH!




きっとうっくんは・・・





結局この男を断る理由、別れる理由を探せないまま、

この男の、このわけのわからないペースに、

一生振り回されて生きていきそうな気がする・・・。








なんだか変な男に捕まってしまった・・・。









ここで返事をしていいのか・・・?










ほんとにいいのか・・・?







NO!と言え!!






がんばるんだ!うっくん!!

戦え!!






”あんたなんかまつ毛長い人選手権でも一生やってろバーカ!!”


って言ってやれ!!










「・・・うん。じゃ、とりあえず。」











ぬぉ~~~~~~~!!!



うっくんのバカ!!!












「じゃ、キスしていい?」


「え゙っ
ヤダ!!!」



「なんで?彼女やろ?
付き合ってくれるって言ったやん。」



「だって今付き合い始めたばっかでしょ!」

「でも、彼女は彼女でしょ?」

「だけど・・・」


「なんかダメな理由でもある?」







ゔ・・・





き・・・

気持ち悪いからなんて言えない・・・







「・・・いや、な、ないけど・・・」





「じゃ、キスさしてよ。」












こうやってうっくんは

このマイペース男に振り回されることになった。









数年後にわかったことだけれど、

高校の時の大親友で、大阪に住む、はつちんに、

うっくんはこの次の日メールを送っていたそうだ。









ラブレター”はつちんへ

久々、彼氏ができました。4歳年下のフレッシュボーイ。
わけのわからないこの男、きっと1年後、プロポーズしてきそうな予感。”







つづく。





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