この辛かった大学2年の夏休みのほとんどを
うっくんはひでの家で過ごした。
ひでという人は、本当に不思議な人だ。
すごく空気のような、
静かなキャラなのに、
自然と人が寄ってきて、
ひでの周りはいつも騒がしい。
うっくんは、S市の郊外に住んでいたので、
夏休みなどの期間以外の平日は、
ひでの家に行くことはほとんどなかったが、
S市の社会人のみんなは、
仕事が終わると、
たいていひでの家に誰かしら集まって、
一緒に夜ごはんを作って食べたりしていた。
ある時は、みんなでドライブ
ある時は、エロビを上映しながら飲み会
(女性陣は全く女扱いされてませんでした)
(しかも、なぜか白人カップルの無修正ビデオ)
ある時は、カラオケ・ビリヤード・ボーリング。。
うっくんを含むS市組の全員が、
ひでの家のスペアキーを持っていた。
ひでが家にいなくても、
誰かがひでの家にいる状態だった。
ひでが呼んでるわけじゃない。
自然と集まってくる仲間がいて、
仕事上がりの時間差で、
「今日、何時終わる?」
「今から行っていい?」
「今日、ごはんどうする?」
と、チョコチョコ連絡が入るのが面倒になったひでが、
S市組のみんなにスペアを渡して、
「どうぞご自由に」
というのが始まりだったらしい。
鍵以外にも、
秘密の場所の窓を常に開けていて、
福岡組が、何の連絡もないまま突然やってきて、
ひでのおうちで、
「おかえりー!」と
ひでの帰りを待つことも珍しくなかった。
ひでの周りは、いつも大勢の笑い声。
みんなと遊んでいても、
はしゃいでる誰かに、同調して、
笑ったり、ちょっとリアクションするくらいで、
率先して笑いを取るタイプでもなければ、
ペラペラしゃべるタイプでもないし、
話題を自分から振るタイプでもない。
でも、ひでがそこにいると、
ワイワイ言いながら、
自然と人が寄ってくるのだ。
一緒にドライブする時は、
ひでの車はロードスターで2人乗りだったので、
便宜上の組み合わせなのか、
ひでとうっくんのペアで乗ることが多かった。
高校の時の、「不良のひで」というイメージから、
かけはなれたキャラだったため、
うっくんは高校の時にひでから告白されたことはすっかり忘れていた。
(見た目は当時、思いっきりヤンキーだったけどw)
ひでと車の中にいても、
あんまり会話はなかった。
特に周りがギャーギャー
大はしゃぎするメンバーだったので、
ひでと車で移動中の時間は、
よけいに静かに感じられたし、
落ち着ける時間でもあった。
たまにうっくんが、
「そういえば、この間さぁ~・・・」
なんて、学校やら友達の話をしても
「ふ~~ん。」とか「ははっ」とか、
「ほぉ~すげぇーや~ん♪」
と、ちょっとリアクションするくらいで、
いつも静かに話を聞いている。
そして、
たまにひでが
仕事の話やら、夢(dream)の話やらするくらい。
でも、それはそれで心地よかった。
そういえば、
ひでに、すごく感心した思い出がある。
誰かが、会社の上司の愚痴を
話していたことがあった。
みんな、
「マジでぇ~」
「サイアクぅ~」
などと言いながら話を聞いていたが、
ひでは、マジでーと笑って
最後まで聞いた後に、
「ふ~ん。そんな人もおるとねぇ~。
色んな人間がいるから世の中面白いっつー話かぁ☆
ま、難しい話はわからんけど、
世の中楽しんだもん勝ちよぉ~♪」
と言った。
これがひでなのだ。
これだから、人が寄ってくる。
ひでは、絶対に誰のことも悪く言わない。
悪く言ってる人がいても、
とりあえず最後まで話を聞いて、
「まー、難しい話はおいといて、
どっか旨いもん食いにいこうぜぇ~♪」
と、そういう時だけ、提案をしたりする。
人によっては、
話を聞いてくれないヤツと思うかもしれない。
だけど、
ひでがそういうと、ハッと気づかされるのだ。
「今、ダメなこと言ったんだな」
って。
以前、それをひでに伝えたことがあった。
その時ひでは、
ニカッと笑って、
「俺、平和主義ぃ~♪」
と言った。
ひでに、嫌いな人がいないわけじゃない。
むしろ、
付き合いをしていく中で、後からわかったことだが、
彼はけっこう好き嫌いがハッキリしていて、
嫌いな人が多かったりする。
だから、
嫌いな人には深入りしない。
彼曰く、
「愚痴ったらやな気分になるじゃん♪
休みの日まで、嫌な奴のこと考えてる時点で
自分の負け☆人生楽しもうぜぇ~
」
彼は、決して、
「人に何かを与えてる」
という発言も、態度もしない。
”自分がこうしたいから、しているだけだ”
と、純粋に思っている。
それがステキなんだと思う。
落ち込んでいる人や、
愚痴ってる人には、
「元気出せ」
とか、
「頑張れ」
って言わない。
「うまいもん食い行こぉ~♪」
と言う。
誰かの愚痴や、悩み事に
ほとんど言及することはなかった。
それが彼なりの励ましだし、
彼は、そんな人の隣を、
静かに並んで歩く優しさを持っていた。
話を親身に聞いてくれ、励ましてくれる優しさ(サチ)
バカやって、忘れさせてくれる優しさ(たーぼ)
それぞれの優しさが本当に心地よい仲間たちだ。
絶妙なバランスで、仲間うちの平和が保たれていたように思う。
なかなか人に弱音を吐けないうっくんには、
そのひでの静かな優しさは本当にありがたかったし、
そして元気をくれる他の仲間の存在がありがたかった。
よくよく考えてみると、
うっくんはつい最近まで、
あまり悩んでいることを人に相談したことがなかった。
決していいことばっかりがあったわけじゃない。
むしろ、悩むような出来事の方が断然に多かったけれど、
誰にも相談しなくても過ごせたのは、
きっとこの仲間たちのおかげだと思う。
この夏休みの間、
家からけっこう離れているのに、
うっくんのバイト先に、
ひでは仕事から帰ってくると、毎日車で送ってくれた。
宇野先輩とつきあってたことは知らなかったけれど、
うっくんに何かあったんだというのは
気づいているようだった。
でも、
何も聞かれたことはなかったし、
うっくんも何も言わなかった。
ひではもちろん、
サチ、たーぼたちの存在が、
あの時のうっくんを支えてくれたし、
励ましてくれた。
(たーぼの番外編はまたあとで。)
この人たちをずっと大事にしよう
やっぱり恋愛より友情だ☆
とまた思った。
うっくんはひでの家で過ごした。
ひでという人は、本当に不思議な人だ。
すごく空気のような、
静かなキャラなのに、
自然と人が寄ってきて、
ひでの周りはいつも騒がしい。
うっくんは、S市の郊外に住んでいたので、
夏休みなどの期間以外の平日は、
ひでの家に行くことはほとんどなかったが、
S市の社会人のみんなは、
仕事が終わると、
たいていひでの家に誰かしら集まって、
一緒に夜ごはんを作って食べたりしていた。
ある時は、みんなでドライブ
ある時は、エロビを上映しながら飲み会
(女性陣は全く女扱いされてませんでした)
(しかも、なぜか白人カップルの無修正ビデオ)
ある時は、カラオケ・ビリヤード・ボーリング。。
うっくんを含むS市組の全員が、
ひでの家のスペアキーを持っていた。
ひでが家にいなくても、
誰かがひでの家にいる状態だった。
ひでが呼んでるわけじゃない。
自然と集まってくる仲間がいて、
仕事上がりの時間差で、
「今日、何時終わる?」
「今から行っていい?」
「今日、ごはんどうする?」
と、チョコチョコ連絡が入るのが面倒になったひでが、
S市組のみんなにスペアを渡して、
「どうぞご自由に」
というのが始まりだったらしい。
鍵以外にも、
秘密の場所の窓を常に開けていて、
福岡組が、何の連絡もないまま突然やってきて、
ひでのおうちで、
「おかえりー!」と
ひでの帰りを待つことも珍しくなかった。
ひでの周りは、いつも大勢の笑い声。
みんなと遊んでいても、
はしゃいでる誰かに、同調して、
笑ったり、ちょっとリアクションするくらいで、
率先して笑いを取るタイプでもなければ、
ペラペラしゃべるタイプでもないし、
話題を自分から振るタイプでもない。
でも、ひでがそこにいると、
ワイワイ言いながら、
自然と人が寄ってくるのだ。
一緒にドライブする時は、
ひでの車はロードスターで2人乗りだったので、
便宜上の組み合わせなのか、
ひでとうっくんのペアで乗ることが多かった。
高校の時の、「不良のひで」というイメージから、
かけはなれたキャラだったため、
うっくんは高校の時にひでから告白されたことはすっかり忘れていた。
(見た目は当時、思いっきりヤンキーだったけどw)
ひでと車の中にいても、
あんまり会話はなかった。
特に周りがギャーギャー
大はしゃぎするメンバーだったので、
ひでと車で移動中の時間は、
よけいに静かに感じられたし、
落ち着ける時間でもあった。
たまにうっくんが、
「そういえば、この間さぁ~・・・」
なんて、学校やら友達の話をしても
「ふ~~ん。」とか「ははっ」とか、
「ほぉ~すげぇーや~ん♪」
と、ちょっとリアクションするくらいで、
いつも静かに話を聞いている。
そして、
たまにひでが
仕事の話やら、夢(dream)の話やらするくらい。
でも、それはそれで心地よかった。
そういえば、
ひでに、すごく感心した思い出がある。
誰かが、会社の上司の愚痴を
話していたことがあった。
みんな、
「マジでぇ~」
「サイアクぅ~」
などと言いながら話を聞いていたが、
ひでは、マジでーと笑って
最後まで聞いた後に、
「ふ~ん。そんな人もおるとねぇ~。
色んな人間がいるから世の中面白いっつー話かぁ☆
ま、難しい話はわからんけど、
世の中楽しんだもん勝ちよぉ~♪」
と言った。
これがひでなのだ。
これだから、人が寄ってくる。
ひでは、絶対に誰のことも悪く言わない。
悪く言ってる人がいても、
とりあえず最後まで話を聞いて、
「まー、難しい話はおいといて、
どっか旨いもん食いにいこうぜぇ~♪」
と、そういう時だけ、提案をしたりする。
人によっては、
話を聞いてくれないヤツと思うかもしれない。
だけど、
ひでがそういうと、ハッと気づかされるのだ。
「今、ダメなこと言ったんだな」
って。
以前、それをひでに伝えたことがあった。
その時ひでは、
ニカッと笑って、
「俺、平和主義ぃ~♪」
と言った。
ひでに、嫌いな人がいないわけじゃない。
むしろ、
付き合いをしていく中で、後からわかったことだが、
彼はけっこう好き嫌いがハッキリしていて、
嫌いな人が多かったりする。
だから、
嫌いな人には深入りしない。
彼曰く、
「愚痴ったらやな気分になるじゃん♪
休みの日まで、嫌な奴のこと考えてる時点で
自分の負け☆人生楽しもうぜぇ~
」彼は、決して、
「人に何かを与えてる」
という発言も、態度もしない。
”自分がこうしたいから、しているだけだ”
と、純粋に思っている。
それがステキなんだと思う。
落ち込んでいる人や、
愚痴ってる人には、
「元気出せ」
とか、
「頑張れ」
って言わない。
「うまいもん食い行こぉ~♪」
と言う。
誰かの愚痴や、悩み事に
ほとんど言及することはなかった。
それが彼なりの励ましだし、
彼は、そんな人の隣を、
静かに並んで歩く優しさを持っていた。
話を親身に聞いてくれ、励ましてくれる優しさ(サチ)
バカやって、忘れさせてくれる優しさ(たーぼ)
それぞれの優しさが本当に心地よい仲間たちだ。
絶妙なバランスで、仲間うちの平和が保たれていたように思う。
なかなか人に弱音を吐けないうっくんには、
そのひでの静かな優しさは本当にありがたかったし、
そして元気をくれる他の仲間の存在がありがたかった。
よくよく考えてみると、
うっくんはつい最近まで、
あまり悩んでいることを人に相談したことがなかった。
決していいことばっかりがあったわけじゃない。
むしろ、悩むような出来事の方が断然に多かったけれど、
誰にも相談しなくても過ごせたのは、
きっとこの仲間たちのおかげだと思う。
この夏休みの間、
家からけっこう離れているのに、
うっくんのバイト先に、
ひでは仕事から帰ってくると、毎日車で送ってくれた。
宇野先輩とつきあってたことは知らなかったけれど、
うっくんに何かあったんだというのは
気づいているようだった。
でも、
何も聞かれたことはなかったし、
うっくんも何も言わなかった。
ひではもちろん、
サチ、たーぼたちの存在が、
あの時のうっくんを支えてくれたし、
励ましてくれた。
(たーぼの番外編はまたあとで。)
この人たちをずっと大事にしよう
やっぱり恋愛より友情だ☆
とまた思った。