「お!小学生!!」












「あーせんぱーい。暑いですねぇ。汗もうすぐ夏休みですねー」












「おーよ。受験受験言われて気ぃ萎えるぅ~」












「大変ですねー」












「お前も。結局どう?進路。」












「んーーー・・・なんかダメ。もういいって感じで。




1年続けた添削指導も、もう、バカらしくなって止めました。」












「ふーん。いいんか??








・・・で?夏休みは?」












「部活とぉ、それから、あっ、夏休みじゃないけど、



夏休みの直前に、会社見学会っていうのに2泊3日で参加してきます。」












「なんやそれ。会社見学会って」












「えーっと・・・興味ある会社がどんな仕事してるか見学行くんです。」












「ふーーん。お前、結局就職?」












「わかんない。反対されてる仕事以外だったら、もうなんでもいいって感じで。」












「まーそーヤケになるなよ。って俺も人のこと言えんけどなっ」












「あっ!そうそう、それと、また陸上部の合宿手伝うことになっちゃって・・・。」
























「ほーーぅ。・・・」




















その時、一瞬先輩が表情を変えた。




























・・・あれ?




















なんか、先輩・・・




















怒った?




















「おめぇも忙しいなぁ!多忙な小学生だ!!」
















ん?気のせいか・・・




















「もー、監督、いっつもあてにするんだから。




・・・ま、でも仕方ないです。



いつものメンバーも一緒だし。。




あ゙~~~!でも、地獄なんですよねぇ。



ほんっとにきついんですよぉ」












「・・・・・・よかったじゃんか。」












「は?なんで”よかった”になるんですか。よくないですよっ!!」












「さぁ、どうかなぁーーー。




















お前は・・・























天気予報の恋人だからなぁ。」
















「・・・は?天気予報?私、理科、苦手です。」












「はぁ~~~~~~っ。。。DASH!お前予習が足りん!!」












「意味わかんないんですけどっ」












「見学会いつから?」



(シカトかーーーいっ!)












「えっとぉ~~~、4日後?」












「ま、死なんように行ってこい!」




















先輩と付き合いだしてちょっと経つけど、相変わらずわけがわからない人だ。















謎解きかっつーの。












ほんとにもう。むかっ
























その時のうっくんには、先輩の気持ちなんて、全然解ってなかった。












いや、












わかろうとしてなかったんだと思う。
























見学会出発の前日。
































学校に行くと、靴箱に何か入っていた。
















カセットテープ??



(テープて!時代感じるねw)
















なんじゃこりゃ。
















相変わらずきったない字で
























”天気予報の恋人へ”














”聴け!”
















と書いてあった。




























移動中暇だとか車酔いするとか愚痴ったから、先輩、ちょっと気ぃ遣ってくれたんかな?












ふーーーん、先輩も優しいとこあんじゃん♪


































その翌日、見学会へ出発した。




















バス出発から1時間。




















バッグからガムを取り出そうと開けてみると、











「あ・・・そっか。これ借りてたんだった。」












先輩のテープ、存在忘れてましたw






























ようやく存在に気づいて再生。




































ふーーーん、チャゲアスか。












この時うっくんが聴いてる曲はこちらから

























おっ、なんかめっちゃいいやん、この曲~。























”抱き合う度にほら








欲張りになって行く








君が想うよりも 僕は君が好き”




















あっ!これ、この間先輩のきったない紙に落書きしてたやつだ。




















も一回、再生してみる。
















♪聴いた風が流行にまぎれて



僕の歌が やせつづけている



安い玩具みたいで 君に悪い



ひどいもんさ 生きざまぶった



半オンスの拳が うけてる



僕はそれを見ていたよ 横になって



君を浮かべるとき SOULの呼吸が始まる



胸に息づくのは 君へのLove song



抱き合う度にほら



欲張りになって行く



君が思うよりも 僕は君が好き




君に出逢い ほのかに恋をして



長い間 打ち明けられずに



ほんの星の夜に ふと転がった



恋が歌になろうとしてる



ボタンがわり 愛をつないで



君はそれを聞くはずさ 街の中で



君を描くことが SOULの渇きを潤す



心落ち着くのは 君へのLove song



抱き合う度にほら



また君増えて行く



君が想うよりも 僕は君が好き



会えない夜は Lonely



ラジオの音を Littele bit down



君からの 君からの 君からの



”I LOVE YOU” CALL



抱き合う度にほら



欲張りになって行く



君が想うよりも 僕は君が好き



抱き合う度にほら



また君増えて行く



君が想うよりも 僕は君が好き♪
























な、なんか・・・




















すっごい恥ずいんですけどっ!!




:*:・(* ̄∀ ̄*)・:*:



























バスの中、一人赤面するうっくん。
























ナニナニ!?この罰ゲームみたいな痒さ!












こ、こんな熱烈ラブビームな曲だったわけぇ!?
























先輩の趣味・・・なんかスゴイな・・・。
























ん~でも、確かにいい曲だよねぇ~~


































ん?
















次の曲は誰だ?































おっ。。この曲もいいっぽい!(・∀・)b
















んーーーー、












でも前奏聴いてもわかんないなぁ。
















誰だろぉ~~~~
















当時、クラッシックやJAZZしかほとんど聴いていなかったうっくんは、




テレビも全然見ていなかったし、




今流行っているミュージシャンをほとんど知らなかった。



















この時うっくんが聴いてる曲はこちら



























え?



























え??
























な に こ れ !!



















♪君のこと以外は何も考えられない




いつもそばにいてよ いつまでもそばにいるよ



































ぬぉ~~~~~~!!


























どうしてくれようっ!!
















なんか、すっごい いい曲なんだけど、
























は・・・




























恥ずかしすぎる!!



















ちょ・・・歌詞歌詞ぃ!!















ストレート過ぎるからっ!!!




















歌ってるアンタ、間違いなく日本人よね!?












日本人のおくゆかしさもへったくれもないじゃないっ












「男は黙ってぇ~」のクールポコ要素ゼロじゃん!!


























電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと













(うん、まずこの時代クールポコ存在してないしね。)























今なら
















ローラーなしでも光GENJIになれちゃうし、








電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと
























エンジン積んでなくても、宇宙まで飛べるし、












電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと
























そんで、



















羽なくても永遠に空へ羽ばたけちゃうっつーの!!












電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと

































いや、












うん・・・












でも・・・












なんか・・・
































胸キュン。。。恋の矢
























って!!



























いやいやいやいやっ!!




















ナイナイナイっ!
























それはないよ。












うん。












先輩に限ってそれはナイ。




















ュンキュンドキドキしちゃってんのっ。























たまたまよ、








うん、








たまたま!!
























先輩が好きな曲ってだけの話・・・よね?




















まだ2曲目だし!!




















うっくんはこのテープを聴き終わる時、








先輩の意外な心の内を知ることになる。