あれから


つっちーとは、気まずいながらも、



ボチボチ会話できるくらいにはなったが、



元のようにはいかないもので・・・。




小さな恋のメロディーは、


小さいまま、最後の小節を終えた。




















つっちーと、そんなやりとりがあったこの時期、




そういえばトン先輩とも、こんな出来事があった。
















あれは・・・たぶん球技大会より少し前の頃から始まった。


















音楽の授業が終わり、教室に戻る途中の渡り廊下。。














・・・・・・・・・あれ?














いつもの「おい!チビ」




っていう、トン先輩の声が聞こえない。










ふと非常階段に目をやった。目












トン先輩はいつもの場所に座っていた。
















いつもウザいけど・・・




・・・何も声かけられないと気になるじゃんあせる














なに?急にシカト?














けっこう遠くに見える非常階段なので、




トン先輩の表情までは見えない。










すると、




先輩がなにやらジェスチャーをした。







電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと









電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと










電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと








電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと














「は?」
















電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと











首を傾げてみる。












意味わかんねぇ。










ま、いいや。














シカトして、教室に戻った。


























それ以来、トン先輩はたまにこんな、変な行動をとるようになっていた。










トン先輩に知り合って、半年近く経つけど、




ほんとわけわかんない人・・・。














何度か、そんなことを繰り返し、




文化祭が終わった頃だったと思う。








また、音楽室の帰りの渡り廊下で、




同じように先輩が何かジェスチャーをしている。














いつものようにシカトして教室に行こうとしていたら、












「おい!」








と先輩が立ちあがって大きな声で叫んだ。
















ぎょぎょ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ









目立つからやめてよもぉ~~~。










トン先輩は元々目立つ人だからいいだろうけど・・・




うっくんなんて、ロクなことでは目立たないんだから。。
















うっくんは「私?」




と自分の顔を指さした。












パー(待て)










「そこで待っていろ」 なのか・・・?












待ってろっつってもさぁ、




どんだけ距離あんのよ。












しーーーらない。








どうせくだんないことなんでしょっ。


















そうやって教室に戻っていたら、




トン先輩がうっくんの教室の前にやってきた。














「なんなんすかっ。もう恥ずかしいじゃないですか!




あんな大きな声で呼ばないでくださいよ!」







「お前さ、なに無視しとん?」







「え?私無視なんかしてませんよ。」







「俺のサイン、無視したやん」








「は?なにサインって」







「いつもサイン出してんだろ!」








「あの、わけわかんないポーズですか?」








「あれはな、


”ホームランかっ飛ばしていくぞ!”


のサインだ。」






























「ハ?」




























「愛してるのサインっつーことだ!!」








電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと































・・・・・・・・・







・・・・・・・・・
















電波系少女が普通のアラサーになるまでにあったできごと









「さぶっ!!」







「わっはっはっはっは!!ま!そういうことだ!!!」
























ってか、”そういうこと” って、














どういうことだかサッパリ。。















ま、いいや、、、わろとけわろとけっ。














「ははははは。。。。じゃ、ショート始まるんでパー







「次は無視すんなよー?じゃーな!おチビちゃん」














さすが95%ウソの男!!










”愛してる”って言葉も、あの人にとってみたら、




毎朝飲む味噌汁と同じようなもんなんだろうな。














もう、なんでこうキャラ濃いいかなぁ~~~あせる


















そうやっていつものように、




95%ウソの男にからかわれながら過ごした中での、




つっちーとの事件勃発だったわけ。



















12月に入った。
























「おい!チビちゃん」








「あー、トン先輩。パー








「お前、 ”お帰り” もなしかよ」








「あー、そういえば修学旅行に行ってたんでしたっけ。」







「くぅ~~~!お前ホントそういうとこ冷てぇーな」







「で、どうだったんですかたのしかったですか」

(↑完全棒読み)







「聞きたい?」







「・・・や別に」








「なーんだぁ。お前にとっておきの月野情報”仕入れてやろうと思ったのになぁ。


残念だなぁ。しょぼん








・・・ってさ、


















それ絶対とっておきじゃねーだろっ!


















何企んでるわけっ!






ほんとこの先輩と関わるとロクなことないんだから。








「なんなんすか、もうっむかっ





「あのな」





「はい」

























「月野に、お前もらうぞって言ったから!!!」








「はぁぁぁぁ!?」








「お前がいらないなら俺がもらうけどいいかって。

あいつ、”もう俺はかんけーねー”っつってたぞ。」








「ってか・・・なんで月野君にいつもそうつっかかるんですか」






「おい、お前、さっきの話完全ムシ?むっ







「どうせ先輩、”月野君の動揺する顔が見てみたかった”とか、

”月野君になんでもいいから挑戦状送りたかったとか”、そんな理由でしょっ」












ふんっ!だいたい何が愛してるのサインだよっ。





思い出したら腹たってきた!





いくら味噌汁並みっつったってさ、よくそんな言葉いけしゃあしゃあと。





ドリカムかっつーの!





あんたなんか、頭にメット5回ぶつけて軽く脳震盪おこせばいい!












「あーあー、残念だなぁー。俺はこんなにおチビちゃんのこと想ってるのにぃにひひ








「あー、ハイハイ。。言っててくださいよ」








「ま!あれだ!!月野はもう、お前のことはどうでもいい!!!


っな!? スゴイ月野情報だったろ?感謝しろ!!」










・・・・・・








ぶん殴っちゃっていいっすか。パンチ!










相変わらずこの男、逆撫でポイント、よくつかんでらっしゃる。。














どこからどこまで本気なのか、ウソなのか、




相変わらず謎の多いトン先輩だった。