「ねーねー、チョイチョイチョイ!」
入ったばかりの教室で後ろからシャーペンでつつかれた。
「ハイ?」
「出席番号、何番?」
「えっと・・・34番です」
「じゃ、あたしは35番?」
「はぁ・・・たぶん・・・」
「あたし、サチ!今日から友!ヨロシクネ!!」
「あ、うん。よろしくっ」
・・・この人・・・
鈴木蘭々!?
ちょーかわえぇ!
こんなかわいい人が、
うっくんにしゃべりかけるなんて!!
ま、まさか・・・
変人!!??
高校での初めての友達、サチとの出逢いだった。
そう、今日からうっくんも高校生☆
あんなに遠い遠い存在だと思っていた高校生に、
うっくんもなったのだ!!!
ってかね、てかね、
高校生になって、何がうれしいって・・・
今までの同中の女子、ほとんど違う科なんです!!![]()
だから、同じクラスになること、絶対にない。
多い日も安心 夜用ナプキン!よりもさらに安心設計!![]()
残念ながら、ふーちんグループのさあちゃんとめいちゃんは
同じクラスになっちゃったけど(チッ)、
ふーちんと、ふーちんグループのほとんどは普通科!
(※ふーちんがわからない人はこちら )
うっくんは、ふーちんと同じクラスに絶対になりたくないという理由で、
商業科を受験してたんです☆
我ながら賢い選択![]()
まあね、長い道のりだったんですよ?
商業科受験するってのは。
時を遡ること2年。
中学2年生になって、本格的な進路希望調査があった。
先生との二者面談、保護者つきの三者面談・・・
毎回モメるモメる。![]()
![]()
先 生→普通科に行って、大学に行くべき。
保護者→本人に任せるが大学には行かせたくない。
うっくん→普通科以外を希望。
うっくんの高校では、落ちこぼれ組が受験する科が商業科だった。
まあ、そういう理由もあってか、先生は大反対。
ずっと平行線。
『どうして商業科がいいんだ?もったいないじゃないか。大学に行くべきだよ。
大学行くなら普通科に行かないと!
受験する高校の商業科に特進クラスなんてないんだぞ?』
あー、もう ハイハイ耳にタコ。
『普通科は朝補習とか大変って聞いたので』
『そんなことで自分の一生を決めるな!』
『大学に行く気はないので』
『気が変わったらどうするんだ』
『商業科は、就職する時に有利だと思うんで』
『大学からの就職先と高校からの就職先では違うんだから、
大学に行ってからでも遅くないだろう?』
『普通科に行くくらいなら、親不孝ですが希望の学校自体を変えます』
『なぜそうまでして普通科に行きたくないんだ?』
『商業科からでも大学行こうと思えば行けると思うので』
『いくらなんでもそれは難しい!
今まで、あの学校の商業科から4年大に進学した例なんていないぞ?
普通科から大学行くより難しいんだから。
仮に大学行けたとしても単位を取れないかもしれないぞ?
どうして”普通科だけはイヤ”なんだ?』
『特に理由はありません。ただ普通科の授業内容に魅力を感じないからです。』
『お前は人生をバカにしてる!!!』
さっぱり交わらねぇ(*´Д`)=з
交わらないのも当然だ。
今考えると、なんと適当な返事だったんだろう。
うっくんの中では、
”ふーちんとその仲間たちとの進路とかぶらなければなんでもいい”
って感じだった。
でも、
『どうして普通科に行きたくないんだ?』
って聞かれて、
『同中女子が嫌いだからです』
なんて、
言えるかっつーの。
ってかね?
みんなの進路希望、こっそり調べるのにどんなに大変だったか!
その努力を無駄にするわけにはいかないんだからっ!
時には耳をダンボにして盗み聞き。
時には進路希望調査票、落ちてたフリしてチラ見。
時にはみっちゃんをスパイに。
(”みっちゃん”がわからない人はこちら 。)
ようやく全員の進路希望が判明したところで、
同中女子が一番少ない科が”商業科”だったというわけで、
商業科以外は受ける気がなかった。
結局、石よりも、ダイヤモンドよりも固い、
見事なまでの頑固さにひれ伏し、
先生もしぶしぶ商業科の受験を認めてくれたってワケ。
そんなこんなで・・・
「自由とったどぉ~~~~~~!!」
もうね、それだけでハッピーライフ間違いなし!
グッバイ!私の暗い青春!
ウェルカム!ハッピー高校生活☆
てわけで、今入学式が終わって、商業科、2組の教室にいるってわけです。
「ねーねーねー」
お、なんだね蘭々ちゃん
「はい?」
「あのさぁ、名前、なんていうの?」
「うっくんです」
「もしかして、小学生のとき、バレー部にいなかった?」
「うん、ちょっとの間だけだったけど」
「だーよーねー!
絶対あの時の子だと思った!!!
ちっこいのにバレー部なんだって驚いたもん!
練習試合で会ったことあるんだけど、あたしのこと、憶えてない?」
憶えてるわけねーし。![]()
「あー、ごめん。ちょっとの間だったからね」
「あたし憶えてるよ!」
うん、知ってる!今聞いた!
「”ちっこいから逆に目立つ”ってよく言われる。
あんまりうれしくないけど」
「うん!目立ってた☆」
「・・・(こ、この人・・・)」
わ、悪気はないんだよね・・・。
うん、わかるよ。
わかる。
・・・・・・わかるか?
・・・わかるってことにしとこ。。。
「ハイ!」
「ハイ?」
「ね、今日から友達!!」
「あ、うん。」
「ねー、うっくんは頭イイ?」
「いや、どうだろう・・・悪くはない方と思うけど、
このクラスのレベルもわかんなし・・・」
「私はね、バカ!!ベンキョーおしえてね☆」
「(ば、、、ばか?自己紹介、”ばか”?) う うん、わかるとこなら。。」
こうやって、友達とコミュニケーションをとることに慣れていないうっくんも、
強引な友達勧誘により、オートマティックに友達GET!
(しかも、”変人”図星だし!)
うん、やっぱり楽しくなりそう![]()
高校生活は、すごく楽しくなりそうな予感がしました![]()





