「バナナマンの日村」 と言おうとしたら、
「日村マン」と言ってしまったうっくんです。
もうそれでいいじゃないかって感じですね。
では、続きをどうぞ。
「俺・・・クリスマスにさ、告白しようと思ってるんだ。」
えーーーーー!!??
マーーーージーーーーでぇーーーーー!!!???
誰 誰 誰!!
嗚呼!!ふーちんであってください!
そしてふーちんから解放されますように!!
お願い!!!
「誰と思う?」
「えー?誰~~??」
「だーれーでーしょぉーーー」
おっと、ひっぱるね。
そんなのいいから早く早く!
「・・・だ、誰?ま、まさかぁ・・・」
(ふーちん?)
「そっ!そのまさか!!」
「え?ホント??まじで?」
「うん!」
「うっそぉ~~~!」
「そっ!お前のねーちゃん!!」

聞かなきゃよかった!
よりにもよって!ねーちゃんて!!
まじっすか!!
---うっくんはこれ以上ない強烈パンチをくらった。---
「イケると思う?脈あると思う??」
「どどどどうかなぁ~~~?お姉ちゃんとそんな話したことないからなぁ・・・あはは・・・」
(てかさ、ごめん!今それ、どうでもいい)
「もうさ、姉ちゃんも卒業するし!思い切って言ってみようと思って!!」
(言わなくていいよぉ~~~)
「・・・そうっすか・・・」
「ダメもとだけどなっ!あー、どうしよっ!うっくんのこと、
妹 妹って言ってきたけど、ほんとに妹になったりしてな!」
(かなりの前のめりだね( ̄Д ̄;;)
嗚呼!神様!!
とうとうあなたは私をお見捨てになった!!

ってか、
神様、存在前提だったけど、そもそも存在してるわけ!?
なんてことなのっ。
こんなのってあり!?
もう・・・やだぁーーーー・・・・
その後、ふーちんはまだかまだかと首を長くしているようだった。
ふーちんのことは嫌いだけど、そうやってワクワクしたり、
祐輔先輩の話をしている時のふーちんは、乙女そのもの。
ふーちんにもこんなカワイイ一面があったんだなぁって思うと、
この間聞いたことなんて、言えるわけがないと思った。
ズルいけど、
聞き出せなかったことにしよう。
そうだよ。
「隊長!ミッション遂行失敗しました!!
責任を取って、団体から退きます!!!」

って、また孤独な生活に戻ればいい。
でもさぁ・・・
祐輔先輩には悪いけど、
うちのお姉ちゃん、別にたいしたタマじゃないし(←ひどい言いよう)
そんな必死にゲットしなくてよくない?
「あのぉ~~、そちらの商品よりこちらの商品の方がぁ・・・」
ってね、言えたらいいんだけどね・・・。
数日後、勇気を振り絞ってふーちんには、
「どうしても教えてくれなかった」と伝えた。
・・・・・・そして・・・・・・
とうとう恐怖のクリスマスがやってきた。
うっくんは、
”そら逃げろ!!作戦”
で、その日は誰よりも早く下校した。

独りですっ飛んで帰った。
明日学校に行きたくない!!
今日の下校時に起こったであろう数々の出来事を想像するだけで
恐怖が襲ってきた。
お姉ちゃんが学校から帰宅して、
様子をうかがっていた。
プレゼントらしきものを手にもって、
空(くう)にかざして眺めていた。
「ナニソレ」
しらじらしく聞いてみた。
「ん?祐輔からもらった。」
「で?」
「えー・・・?ん~~・・・いらないっていったんだけど・・・
こんなもの俺が持ってても仕方ないからもらってくれって・・・」
「フったの?」
「・・・んー、そんな風に思ったことなかったし。」
次の日・・・
案の定、誰もうっくんと目を合わせなくなっていた。
ふーちんが玉砕したというのは、聞かなくてもわかることだった。
たぶん「役立たずめ!」とか言われているんだろう。
うん、こんなの想定の範囲内。
わたくし、強く生きるのであります!

なんだか、祐輔先輩とも顔を合わせづらくて、
その日の帰りは待たずに独りで先にトボトボと帰っていた。
学校が見えなくなったころ、
カツンッ
かばんに何かがあたった。
石だった。
草の茂みから吹奏楽部の同級女子の笑い声が聞こえた。
ま!まさか!!
いじめ!?
(何をイマサラ!!)
転がった石を見つめて立ち止まった。
「あはは!それやりすぎだってぇ~」
「ってかさぁ、何様のつもりでいるわけぇ?」
「あははは!うっくん様ぁ!?あはははは!!」
「死ねよ!」
さすがのうっくんも、ちょびっとだけ泣きそうになった。
その場で立ち止まって、うつむいて涙をこらえた。
その時、

隣に月野君が立っていた。
「ごめん、たぶん俺のせい。」
ぼそっと小さく言った。
???????????
どういうこと??
意味はわからなかったが、
意味を考えるほど、もう、心に余裕がなかった。
「待っとけばよかったじゃん」
「う・・・ん・・・」
「祐輔のこと?」
「うん」
「大丈夫、普通にしていいと思うけど?」
「でもさぁ・・・気まずいよぉさすがに・・・」
「それはそれ、これはこれ!」
そーかなぁ~・・・
「ねーちゃんとメバルは別なんだから。気にすんな」
「・・・・・・ん・・・」
「ほらっ!トロトロ歩いてるとおいてくぞっ」
もう月野君はいつも通りに戻っていた。
この会話をしている間も、
うしろから、さあちゃん集団のヤジる声が聞こえていた。
石投げられるなんて初めてだったから、
本気でショック受けた。
でも、月野君がいてくれたら、
それでも、耐えられそうな気がした。