小学時代は、ずっと何もかもが落ちこぼれだったうっくん。
5年生のときに、廊下に貼ってあった6年生の男の子が描いた
絵画と名前の字を見て、顔も知らないその人を好きになってしまった。
片思いで6年生を過ごし、中学に入学。
吹奏楽部に入ったら、同じ楽器の先輩の中にその人がいた。
月野くんと仲がいい、美人のとよ先輩。いったいどんな関係!?
顔も知らずに好きになったその人は、
たまたまイケメンで頭もよく、スポーツもできる、
万能型の人気者だった。
うっくんごときが好きになったって、
百億光年先にもこの恋が成就するわけない。
はぁ~あ~。
今日も月野くんと とよ先輩はイチャイチャモード。
ん~、お似合い過ぎて、さらにへこむよね (T▽T;)
なんだかなぁ~、二人の絶妙なこの距離感・・・
もしかして・・・・・・?
「でねぇ、光がさぁそん時ぃ、コケたわけぇ~
もう、すっごいおかしくってねぇ・・・」
今日も月野ワード絶好調!
降月野量 1t!
「あのぉ~~~~」
「ん?ナニナニ?なんでも聞いてね」
「とよ先輩と月野先輩、すっごいお似合いですよね。
お付き合いしてるんですかぁ?」
思わず聞いちゃった!!
何気にすごくない?
ってか、1年のくせにこんなこと聞いちゃってよかった?
フルボッココース!?
つーか、つーーーーか!
”うん、付き合ってるよ!” なーんて、
満面の笑みで言われちゃったらどうすんのっ。
チーーーーーーーーン。
ってなるじゃんよっ。
そしたらもう、立ち直れないー (。>0<。)
タンカで運んでもらうしかないよね。
間違わないでね?110番じゃなくて、119番だよ?
運ぶ時はやさしくしてね?
うん、私、そのままサヨナラしちゃうね。たぶんね。
みんなありがとう。最後はなんだかんだ楽しかったです。
さよう・・・
「えっ!そんなワケないじゃん」
へ??
今なんと・・・?
「光とあたしって?ウケる!絶対ありえないよぉ~~」
か、、、、
神様・・・・・・!!
ありがとぉ~~~~~~!!!
希望を与えてくれてありがと~~~~う!
ああ、私、月野くんの奥さんの座、
譲らなくてもいいのねっ。
(うん、だから話飛躍しすぎだから、ね?)
うっくんは、有頂天になった。
この1カ月、もしかすると月野くんととよ先輩は
付き合ってるんじゃないかってずっと思ってた。
ララララ~~~~♪
ララリララルラ~~~~♪
さぁ、みなさん踊りましょ~!
今宵は楽しく踊りましょ~~!
ララララ~~~~♪
ララリララルラ~~~~♪
ララララリラル~~・・・・「今日は!・・・」
3年の大輔先輩の大きな声が聞こえた。
「今日は、指導担当変えるね。
いろんな人の指導があった方がいいと思うから。」
きゃっ!!
どうするどうするぅ~~~~???♪♪♪
もーーしーーかーーしーーてぇ~~~
月野くんが担当になっちゃったりなんかしちゃったりなんかして?
フライング舞い上がり
えぇ、かなりの前のめり。
心が躍った![]()
入部して2カ月、挨拶以外の会話をすることができなかったうっくんにも
ようやくチャンス到来!?
だって、ライバルいなくなったわけだし?
(いなくなったわけではないっ)
うん、なんか?
うっくんに追い風吹いてなーーーーーい???![]()
風までも味方になってくれたわっ!
きゃーーーーっо(ж>▽<)y ☆
何話そう?![]()
あんなことや~、こんなことや~~~
手と手を取り合って・・・
キャッ・・・о(ж>▽<)y ☆
ん?・・・・・・でも、待って待って?
ペット(トランペット)吹いてる時の顔って、
なんかすごいマヌケじゃね?
こんな至近距離でなんて、
ムーーーーーリーーーーーーー!!!
息できないし!!!
窒息死しちゃうよ!
絶対無理!
ギャーーーーーーっ。
やっぱ、いいです!無理です!(>_<)
今度の機会にお願いします!
「誰が、誰担当する?」
大輔先輩が言った。
「え~~~~っと、じゃあ、オレ・・・」
月野くんが真っ先に口を開いた。
や~めぇ~てぇ~~~~~~
っんっもう!
あたしを窒息死させちゃう気?
悩殺だけで十分だわっ。。
「じゃーあー・・・めいちゃんで」
だーかーらー
無理だってぇ~~
もぅ・・・・無・・・
って・・・・・・
・・・・・・ハイ?
すんません、帰っちゃってイイデスカ?
もう、その日の練習は、ずっと泣きそうだった。
月野くん、どうしてめいちゃん選んだんだろう。。
フラれた気分・・・
ってかさ、
最初から自分で舞い上がってるだけだし。
何ショック受けてるワケ?
見れるだけでいいって思ってたじゃん。
自分に一生懸命言い聞かせようとした。
めいちゃん、心なしか赤面してるし。
そりゃそうだろうね。
あー、そうでしょうよっ!
(まさかの逆ギレ)
なんてったって、月野くんから選ばれた女だからね。
(もはや話が違ってきている)
あたしなんて、大輔先輩だよ?
(大輔先輩に謝ってください)
残され組。
食べ物だったら残飯確定。
ゴミ箱行き。
そう、ゴミ箱の後はゴミ処理場。
えぇえぇ、
思い残すことはありません。
どうぞ、燃えるゴミとして処理しちゃってください。
目の前が真っ暗になった。
つづく。






