人生はすごろく。ただし一回休み多すぎ。 | つれづれマカロン

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46歳ひきこもりの
人生楽しみたい日々なのです



 長年、うつ病をやっています『患っています』と書くべきか。でも、20年うつ病だと、もう、プロうつ病イストというか、うつ病人生というか、なんというか……。


 『鬱はこうやれば治る』系の本も山積みに読みました。薬だって新薬が出るたびに処方してもらっています。さすがにここ3年くらいでだいぶ良くなった感じはあるのですが……夜中にパニックになって病院に駆けつけたり、幻聴が聞こえたり(それは『うつ』だろうか)することも無くなったし。それでも時々、「うわー、心調が悪い!」となってしまうことがあります。(「心調」=「体調」の心版。いいなの造語)過去の嫌なことがブワーッとのしかかってきて耐えられないくらい気持ち悪くなる。どんよりとして動けなくなる。


 で、ただでさえ鬱ですが、身体もすごーく弱いです。白血病をやるまでは健康そのものだったんですけど……。体力もないし、いつも微熱だし……。


 人生をすごろくに例えると、私のすごろく板は『一回休み』のコマが多すぎです。朝起きてみると「うああ、心が(身体が)気持ち悪い! 動けない!」という日がたびたび。「甘えるな! 気合い入れて動かんかい!」と自分に言い聞かせても、立ち上がるとくらくら、眼の奥がチカチカ、如何ともし難い。「休むのも治療のうち」と横になっても、苦しさは取れない。そんな時「今日は『一回休み』なんだな」と思います。しかし『一回休み』日が多い、多すぎです


 ちゃんと働いている人から見たら、楽な人生なんだと思うけど……病気の苦しみをこらえるだけで一生を終えるなんて、何のために生まれてきたのかわからないじゃないですか。いまさら「タイムカードを押す」系の仕事はできないにしても、自己満足でいいから「今日はがんばったぞ!」と言って一日を終えたい。『本を読む』でも『家事をする』でも、それこそ『エロゲやる』でもいいから!


 『一回休み』コマを私のすごろくから減らすために、ボチボチですが運動しています。ウォーキングがイイ!っていうけど外にでるのは引きこもりには辛いので部屋でエアロバイクこぎ。あとはストレッチです。


 薄紙を剥ぐように元気に近づいてる……と思いたい。あとは、『一回休み』の日が来ても、静かな心で受け入れられるともっといいな。今は「あー、嫌な日だよぅ!」と腐ってしまうので。


 宮沢賢治の妹のトシさんは亡くなるとき、「今度生まれてくるときは、こんなに私のことばかりで苦しまないように生まれてきます」と言ったそうですが、その心意気が偉い! 私も、人の役に立つなんてまだまだおこがましいけど、自分のことばかりで苦しまない人生を送りたいと願っています。



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