[ゲーム] シュガーコートフリークス 感想03 | つれづれマカロン

つれづれマカロン

46歳ひきこもりの
人生楽しみたい日々なのです

Turip 今回の感想は舞台となっている国
『ルリタニア』における、
『賢竜大祭』の儀式の意義について、です。



────



今日は『賢竜大祭』の儀式の
下準備とでもいうべき、『契約(コール)』の日。
そもそも「賢竜アルレヴェリス」とは
神話の存在ではないのか、
アルレヴェリスの力を借りるとはどういうことか、
カレン博士に尋ねるハル。

「アルレヴェリス」は竜の形で現れるのではなく、
聖なる力として顕現するのだ、とカレン博士は言う。



Turip この辺の説明が、このゲームの面白さというか……。
心底リアルな現実的なゲームだったら、
「賢竜アルレヴェリス」なんて架空の存在ですよね。
また、心底ファンタジーだったら
ウロコでも付いたアルレヴェリスが生身で出てくると思う。

アルレヴェリス自体はいないけれど、
その聖なる力は存在する、というのが
このゲーム内のスタンスです。

感情移入は妨げない、でもちょっとファンタジーな
このゲームが好きだなー。



教会の大聖堂の中心に、
聖なる水晶『聖結晶(イコン)』がある。
聖結晶の中にアルレヴェリスの聖なる力が溜まっていく。
『契約(コール)』はアルレヴェリスとの
約束の儀式のようなもの。

賢竜大祭当日、『聖結晶』に溜まった精気(エーテル)は、
大陸全土を浄化する。
珠姫の役目は、アルレヴェリスを召喚する
『降ろし手(サモナー)』。



Turip 「イコン」とか「サモナー」とか、
宗教っぽい、ファンタジーっぽい用語が飛び出してきて
どきどきします。

このゲームの共通ルートのクライマックスである
『賢竜大祭』が単なるお祭り騒ぎではなく、
大陸の浄化…だなんて、壮大にロマンチックですー(*゚ー゚)

しかし、珠姫は凰国(日本っぽい)で
聖なる役目を果たせなくなって、
いわば「お下がり」として
ルリタニアにもらわれて来たんですよね…。
そんな珠姫にも「大陸の浄化」なんて出来るんだ。



浄化が失敗したらどうなるんですか、と
カレン博士に尋ねるハル。
「それはあってはならない」と答えるカレン博士。

ノブレス・オブリージュ。
姫たちはそれが仕事だから、
浄化を成功させることはいわば責務だという。

カレンは学者なので好きでない考え方だが、
貴族・王族に特権と義務があるのは事実。



Turip こんどはファンタジーから離れた、シビアなお話です…。
「感想01」でも書いた、
ジルが王族なので、特殊な力を生まれつき持たなかったことは
責められて然るべき…というくだりと通じています。
珠姫も、特殊な力を使うと身体に刺青が浮かんで
すごく苦しむわけですが、
それも責務のうちだ、と博士は言いたいんでしょうね。
厳しい現実です。



────────────



Turip 今回の感想はここまでです。



ペタしてね