[ゲーム] シュガーコートフリークス 感想01 | つれづれマカロン

つれづれマカロン

46歳ひきこもりの
人生楽しみたい日々なのです




Turip 感想その1といいながら、途中からの感想になっています。
場面はジルが珠子に『竜器』の座を奪われたと思って、
心の整理がつかずいらいらしている……そういうお話のあたりです。
ネタばれがありますので、
これからクリアしようとしている方は気をつけてくださいね。



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賢竜大祭(グラン・フェスタ)の中心となる巫女・『竜器』に
なれるほどの魔力は持っていない、ルリタニアの王女のジル。
凰国の姫で、充分な魔力を持った珠姫が招来されるが……
ある日、学生の集まる居酒屋で「欠落姫(ロスト・プリンセス)」 
「他国から竜器を迎えるなんて恥ずかしい」と
酔った学生に絡まれて、ひどく傷ついてしまうのだった。



Turip 『欠落姫』という単語が妙に気に入っている私。
悪口にしてもセンスが有るなあ、と。
それにしても、序盤のジルは気の毒です。
当然期待される力を、自分が持っていないというのは
本当に心に堪えるでしょう。

しかし一国の姫が居酒屋で宴会してていいのかな……。
アイコさまやマコさまやカコさまが居酒屋で飲んで、
しかも周りに文句言われる状況、と置き換えてみると何だかとんでもない。



酔ってジルを悪く言った学生は、後悔して謝りたがっていたが……。
ジルは「自分は国民の金でぬくぬく暮らしていて、
しかも、人々にかしずかれている。
なのに、それに相応しい何かを示せない……」と静かに言う。



Turip ジルは真面目な子。頭の良い子。だからこそ悩んでしまう。
何も考えずに、人々に「様」づけされ、豪華な暮らしを楽しむタイプではない。
「かしずかれるなら、それだけの理由が要る」と思うなら……
そしてそれが『竜器』に相応しい魔力としか考えられないとすれば。
苦しいんだと思います。



王族には常人に計り知れない苦労がある、
それならジルと珠姫も分かりあえるはず、と言うハル。
ジルは、それはできない、と怒る。
「あの子は、私がずっと欲しかったものを
持っていってしまった…!」



Turip ハルって思いやり深いけど、どこか鈍いです。
ジルの苦しみとはひらたく言えば単なる嫉妬なのですが、
嫉妬している相手と「分かりあえるはず!」みたいなこと言われたら、
ジルでなくても怒りますよ。
何だかハルって「人類みな兄弟」を素直に信じてるみたいなところがあって……。
もう少しプレイを進めると、ハルもそんな単純じゃないって分かるのですが、
この時点ではジルに無神経過ぎます。



ハルは、珠子の身体に無数の刺青のような
「竜紋(エーテル・ライン)」があること、
それによって苦しんでいることを思い出す。
「珠姫もたいへんだと思うよ。異国の地で
つらいお勤めを果たさなくちゃいけなくて……」 
ジルは「そんなこと、分かってる!」と言うと
駆け出して去っていった。
「失敗したかな……」とハル。



Turip ああ、失敗ですよ、大失敗ですよハルさん!
 人って、苦労している時に「苦しいのはあなただけじゃない」と言われると
ムカーっとくるようにできてるんです。
(ムカっとこない素直な人もいるかもですが、少なくとも私はそうです)
──ましてやそれが嫉妬している相手だとすれば…
ドッと疲れたであろうジルが可哀想です。



Turip ……関係ないけど、今回感想を書いたくだりで、
ハルがジルの美しさにみとれるシーンがあるんです。
ジルって西洋人形みたいなんだろうな。
4人のヒロインの中で、顔の造形という意味ではいちばんキレイなのかもしれない。



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Turip 今回の感想はここまでです。



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