本日はこちら日生劇場へ。
この作品については話の内容云々ではなく、出演メンバーが発表された時点で絶対に行く!と決意。私のために選んでくれたのですか?と聞きたくなるくらい好きな俳優さんしかいないという事実。
「9.11」それが起きた時の物語という知識だけ、その後もいつものように何も情報を入れずに本日の観劇。
だから、劇場に入って、この大きなパネルを撮ったけれど、それが何を示しているかも判っていませんでした。
終演後見るとそれが何を示しているのか良くわかります。
実は多発テロ事件の起きた現場での物語なのだろうと勝手に思っていました。そうではありませんでした。テレビで見たあの悲惨な映像だけが全てだと思っていました。自分はこの作品を見たことで、テレビの画面で見た一部のことだけしか知らなかったのだ、と気付かされたのでした。
とにかく素晴らしい作品でした。素晴らしいという表現は正しくないかもしれません。(こういう時、私の語彙力の無さをいつも痛感するのです)
完全なるハッピーエンドの物語ではないけれど(バッドエンドの物語でもない)、ちゃんと希望を持つことのできる作品でした。普段、こういう感想は持たない人なのですが、この作品は多くの人に見てもらいたい!とも思いました。
私が好みだからとかという問題ではなく、演者さん、みな素晴らしかったです。ほぼ出ずっぱりで多数の役を演じ、どれだけの体力と気力が必要でしょうか。お芝居自体は明るく演じられているので悲壮感などはあまり感じないのですが、本当はもっと殺伐とした部分もあったはずです。
もちろん舞台にいるバンドさんたちの演奏も素晴らしく。
最新の映像を使うこともなく、豪華なセットがあるわけでもなく、そこにある椅子とテーブルだけで全て場面が作り上げられ(そこに見ている側のたくさんの想像力が加えられる)、もちろん大きな仕掛けなどもなく、そういう作品作りが私の好みにドンピシャでもありました。唯一の大きな装置と言えば舞台の上に盆のある舞台を作ったことでしょうか。
できるものなら、自分がもう一度見に行きたいです!(ちょっともう無理なので残念)
帰りにチラッと覗いたシャンテでは、ゲキ×シネのポスター&衣裳展が開かれていました!
4月の終わりから来年の3月まで、前期後期と分けて、過去作品を順番に上映するのだそうです。それなら、ゆりちゃん(天海祐希)が出演した作品だけでも見たいなぁ、と思ったりしっちゃった訳ですが、そう思った時点で確実に新感線の世界に足を踏み入れている気がしてならないのですが…。