『テラヤマキャバレー』Inspired by Shuji Terayama | 自分の記録、気分のブログ

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♪いい夢だけを見て行こう

とにかく面白かったです。
そして、切なかったです。
切ないともちょっと違う感情。
気持ちがギュッとする感じで、最後は涙が止まらなくて。
 
そして、まさかのカチャ(凪七瑠海)が休演で、代役公演の初日。
そのせいか役者さんたちの熱量も凄くて、とっても心が揺さぶられました。
個人的にはもちろんカチャで見たかったけれど、代役でも遜色なく。
カーテンコールも感動的でした。
 

 
 
 
作品自体は描いている対象が違うだけで、先日まで公演していた宝塚歌劇雪組の『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』にどこか近いもの感じました。
物語(言葉)の必要性とか、想像力の中での存在とか、如何にして自分が自分でいるかとか、出てくる言葉が似ているように思いました。
そもそも『ボイルド~』を見た時は、「物語の設定」という言葉が出てきて、そこでは『刀剣乱舞禺伝矛盾源氏物語』に近いものを感じていて、結局はどこか全てが繋がっているようにも思ってしまいました。
 
とは言っても、テラヤマキャバレーで描かれているのはアングラ演劇の世界。元々あんまりアングラ演劇というジャンルは得意じゃなくて、天井桟敷も状況劇場も、何となく知っている程度。

私の最大の知識は、寺山修司は、劇団四季が日生名作劇場として作ったこどものためのミュージカル『はだかの王様』『王様の耳はロバの耳』を書いた人だったということ(歌詞とかもとても詩的だったり、言葉の音も面白かったり)。

日生劇場での公演の意味はそういうところにもあったりするのだと思っています。

 

 

寺山修司自身をよく知っていた訳ではないけれど、アングラ演劇もあまり得意じゃないけれど、とても良い芝居を見た!そう強く思いました。

 

とにかく、とにかく、面白かったです。