「時の物置」見てきました~(*>_<*)
永井愛さんのウェルメイドなんですが「なんでもない人」の「なんでもない日常」(他と比較して)を淡々と書かせたらもう並ぶ人はいないですーー!ちなみに美術は妹尾河童さんv
パブリックシアターの舞台に昭和30年代風の木造2階建の一軒家が見事なまでに再現されてて、一歩足を踏み入れたら度肝抜かれました(^^;)

舞台は安保闘争が終わった頃の混沌とした「昭和」で。おばあちゃんは「士族の出」が誇りの人。
おじいちゃん(舞台には出てこないけど)は渡欧経験のある元教師で、今は寝たきり。
父親は私小説作家を志す中学教師。母親は不在(新劇の役者を目指してたらしい)。
息子は大学に入ったものの方向を見失ってて。
娘はそんな家に不満を抱えてて。
他に結婚して家を出て行った叔母さんとその旦那さん(折り合い悪い)がいて。
そんな、多分この当時にはたくさんいたはずの「家族」。
それぞれにちょっとずつ起こっていく「変化」が自然なんですよ。

この家に一人の女性が下宿してきたことで、この一家の時間が動き始めるわけですが。TVが入って、掃除機が入って、洗濯機が入って・・ああ、30年代ってこんな時代だったんだなあ・・・・ていう何だかノスタルジックなフインキ。勿論私はこの時代を知りませんが、妙に懐かしい感じです。
「普通の人」の話って、ヘタすると退屈だったりする芝居もあるんですけど(^^;)これは全然!ちっとも!!そんなことありませんでした。役者さん達がまた緩急つけるの上手くて~~~~v休憩込みで約2時間半、堪能致しました(^_^)

やっぱ江守さんよいですよーーーーーッ!時代背景もあってともすると暗くなりがちな話なのに、江守さんが出てくると妙にホッとするというか。な、なごみ系・・・・。笑。嫁さんの実家と折り合い悪いのを気にしていて、いつもビクビクしてるんですけど。最後にみんなでスキーに行くことが出来るようになって、一番自分を嫌っていた父親(嫁さんの兄/辰巳さん)が自分に「今日はよろしく」て言ってくれたことに感激して泣いちゃうんですよ♪
もう見てる方も「良かったねーーー!!!」みたいな。つられてジンワリしてしまいました。えへ。

私が見た公演は丁度カメラが入ってまして、どこかで(NHKやりそうかな)放送してくれたら嬉しいですv
それから・・・・またしてもモンテ3枚目チラシを頂きました(T^T)どーも今回のは「神の意志」と「君の不幸」がランダムだったようなんですけど、私は「君の不幸」・・・・や、幸福だ!!!!

あと奇遇にもエリザで知り合った方が見に来られてて、再会してみたり☆ここで会えるとは思わなかったので、青山に行くまで話し続けて・・・・・・・・・たら逆方向の電車のってました!20分くらい気付きませんでした!!凹。
とりあえずレミ・コンとモンテと名古屋と博多での再会を約束(多すぎだ)

学会はまたのちほど(爆)