アカドクロ楽、いってきました!


うきよのへたれた日々。-senbe


いきなりロビーにまします超絶男前天魔王にボディーブローを喰らって「通う!秋は財政が破綻しない限り這ってでも通う!!」と決意。どうやら博多行と日生が交互になりそうな予感です。あれは反則だろう・・・・・・白髪に額に「天」であのメイクであの鎧でしかも写真は野波さんで。天魔王も捨も格好いいんですけど、むしろあれで天の殿様もちびっとでいいから見せて下さい・・とか思ってみたり。見たくないですか?かなりウットリしそうです。

そんなわけで本編ですが。
新国立以降、演出がかなり変わったらしくて楽しみにしてまして・・・・・・・・・・それはもう見事に泣きましたッ(>_<)水野蘭がとても良くなっていたのです。台詞に抑揚がついて、感情が解るというか・・蘭兵衛→蘭丸の変化が。登場の飄々と擦れた感じの無界屋から、過去と葛藤する感じから、刃のような蘭丸まで。アカドクロでは言うことナシ!!です。

1幕ラストの「女を捨て、意地を捨て、昔を捨て、殿を捨ててまで拾ったこの命・・・安くはないぞ 天魔王」のとこなんてウルッとします。あとは小道具の蘭の花効果がカナリ涙腺を攻撃してくれました。「早駆けでいってしまわれた・・・」のシーンとか、要所要所で花に触れるじゃないですか。あれがね、また良いですね。あの花は蘭兵衛の「天の殿様」への想いの塊みたいなものなのかにゃ~~とか虚ろによぎったりして♪
あと泣いたシーンは兵庫の「欲しいモノ・・それは惚れた女と仲間だけだ」の台詞。結構ここってば邪鬼丸のと対決でもちと笑わせてくれるトコロなのですが(客席笑ってますよね)、なんだかね、兵庫の本心だよな・・・・とじんわりきました。この前に仲間の骸に取りすがって号泣している兵庫がいるわけで、さらりと重い台詞を言ってるよな~~と思うわけです。
も一つは倒れている蘭丸に捨が駆け寄って、そっと瞼を閉じて・・手を組ませてあげるとこ。台詞もないし、後ろ姿だけなんですけど、その分余計に捨の衝撃が伝わってきます。で、溜めに溜めて「俺はいつも遅すぎる」。
言葉以上に自分を責めてる感じがします。
とにかく蘭がね、ちゃんと「女」だったのが良かったです(^_^)
「女を捨てた」と言っていても、蘭は一番「女」だったと思うの。
確かに忠義云々の台詞もあったんですけど、どーみてもアカの蘭は忠義≦恋愛感情だよなぁ・・と思っていたので(汗)今日のは納得がいったというか。や、設定に疑問はやっぱあるんですよ?女を捨てなくたって女性として戦場にいた人っているわけで・・木曽義仲&巴御前とか、マイナー所では信玄&里美姫とか。女性の騎馬衆もね、あったんですよ。あの当時の女性って今の人が思うほど内にいたワケじゃないし。
でもね、そーゆーのも力業で「これもまた良し!!」と思えたのです♪

私の「髑髏城の七人」は97年版なんですけど・・これはもう魂に刷り込みなんでどうしようもない、とゆーか三つ子の魂百まで、な感じなんですけど。アカドクロもね、やっぱもの凄く面白かったです。はい。私は「新感線の芝居」が好きなんだなぁ・・・としみじみ痛感しました。
磯兵もしっかり舞台上の役割の重み(お笑い担当以外でも)を増してましたし、イノシシもあっさりになってたし、邪鬼丸や泥帥たちもキャラが立ってきてたし。全体が凄く良くなってました!
磯兵の日ネタも、当日行われていた聖火リレーに絡めてて(笑)長すぎるくらいに長くて、全員落ちてましたね♪えへへ。極楽&蘭兵衛の「太夫聞いてくれ。・・太夫、聞いてくれ!・・・・・・・・・太夫!頼むから聞いてくれ(ぺこり)」の掛け合いも好き。極楽がちょっと強くなりました(^^)

なんといってもオープニングとラストが格好良すぎます。タイトルロールから泣くし(笑)終わりの赤い光~白光の中の七人の美しさにも泣くし。や、もう終演後はマスカラ&アイメイクがすっかり禿げてクマになってました(T^T)
それから。カテコでは無事に恒例投げ煎餅をゲットしましたー♪
確率二分の一だもんにゃ。あまりにも格好良かったので、携帯版の方で画像アップしとります(笑)喰わずに永久保存です。気分的にはラミネート加工して真空パックです。爆。
古田兄の「阿修羅城では1500人に対し300枚。こっちは2000人に対し1000枚だーー!」と「金はこっちの方がかけてるぜ!!」がお気に入りvや、太っ腹ー!!痩せてスレンダーになったけど太っ腹ーーー!!!話中の「デブ」発言に思いっきり「・・や、デブじゃない」と思いっきり心の中で頭をふった私デス。

おまけ。
幕間のBGMなんですけど全部!陰陽座だったのですーーーー!!ぎゃーー!!!最初「ああ、ええ曲やなぁ・・」としみじみしてたら「つか陰陽座じゃん!」て(笑)
凄く似合いません!?私だけですか!?もっと言うと、実は女性Voの黒猫さんが私的にこっそり阿修羅のつばき(人の姿の方)のイメージに近かったりするんですけど(^^;)声質が。かなり幸せに浸っておりました。
更にカテコの煎餅投げのときの音楽が今度は「マツケンサンバⅡ」だったりして。あんまり反応してる人少なかった(それどころじゃないけど)のですが、あれ歌ってるの暴れん坊将軍様なんだよう!ラメの羽織着て歌われてるんだよう!!

・・・・・・ちなみにウチにはCDあります。太秦で買いました。フルコーラス歌えます。煎餅を入手した後は、一人、曲に合わせて踊ってました(笑)

さらに蛇足。
会場について、さあ中に入ろう・・と思ってたら普通に正面から歩いてくる羽野さんの旦那様を見かけました♪スーツ姿でしたが意外にちっさくてびっくりです(^^;)