Q&A 歌に関する質問にお答えします71(高い声とビブラートの出し方) | カラオケ大好き!

Q&A 歌に関する質問にお答えします71(高い声とビブラートの出し方)


Q.高い声の出し方と
 ビブラートのやり方
 教えてください!!



A.高い声を出すには声を張る必要があります。

 そのためには腹式発声が必要になります。

 腹式発声とは
 腹式呼吸の呼気に声をのせたものです。

 腹式呼吸とは、
 横隔膜を下げて肺を下方向に拡げることで
 空気を取り込む呼吸法です。

 横隔膜が下がるので
 逃げ場を失ったお腹周りの肉が
 周囲に出っ張ります。

 このお腹周りの筋肉を使って、
 今度は横隔膜を絞り上げ、
 肺から空気を押しだします。

 お腹周りの筋肉の弛緩と緊張の繰り返しで、
 横隔膜をポンプのように動かして
 力強い呼気を生みだすことができます。

 因みにラジオ体操の深呼吸は
 両腕と一緒に両肩を大きく挙げ、
 肺を上前横に拡げ空気を取り込むので
 胸式呼吸とも言います。

 下半身で支えて
 息をコントロールできる腹式呼吸が、
 歌に有利なのは言うまでもありません。

 この腹式呼吸ですが、
 簡単に体感することができます。

 椅子に腰かけて両手で座版を掴んで
 深呼吸してみて下さい。

 お腹が出たり引っ込んだりするでしょう。

 肩が固定されるので、
 肺が下に拡がるしかなくなるので
 自然とできてしまうわけです。

 仰向けに寝たり、
 四つん這いになっても
 肩が固定されるので腹式呼吸ができます。

 この感覚を身体に覚えこませて
 普通に立っていてもできるようにしてください。

 ただし、
 腹式呼吸ができたからと言って
 高い声が出せるわけではありません。

 必要な息のコントロールができただけです。


 次に必要なのは、
 声帯と発声に必要な周辺の筋肉のコントロールです。

 中でも声帯周辺の筋肉のコントロールが重要です。

 なぜなら、
 声帯がつくる音というのは
 誰もが似たような貧弱な音で、
 それを身体の空間に響かせることによって
 聞くに堪える音にしているからです。

 その空間をコントロールしているのが
 声帯周りの筋肉というわけです。

 それば喉、口、鼻腔の筋肉であったり、
 表情筋であったりします。

 高い声を出すには
 ヘッドボイスの練習をするといいでしょう。

 ヘッドボイスはハミングから入ります。

 ドミソミドのメロディーで
 「んんんんんー♪」とハミングします。

 「ん」の発音は口が閉じているので
 鼻腔に響かせやすいのです。

 低いキーから無理のいない高さまで
 発声練習してみて下さい。

 そのとき、
 舌根(ベロの奥)を下げて喉を開くようにしてあげると
 さらに良く響く感じがするはずです。

 この感覚をよく味わってください。

 次にドレミファソファミレドのメロディーで
 「(ん)まままままままままー♪」と
 鼻腔の響きを意識しながら歌ってみます。

 「み・む・め・も」の他の「ま」行の発音でも、
 全体のキーを徐々に上げながら発声練習しましょう。

 ここまでやるとヘッドボイスの感覚が
 何となく分かってくると思います。

 同じことを「は」行の発音でやると、
 よく響く裏声(ファルセット)を鍛えることもでき、
 幅広い音域をカバーできるようになります。

 もちろん練習の過程で地声で
 出せるキーも上がっていきます。


 最後にビブラートですが、
 ビブラートを操る前提として
 ロングトーンができる必要があります。

 ロングトーンとは
 単音を安定して長く発声する歌唱法のことです。

 これが意外と難しく、
 高めのキーですと苦し紛れに声が
 揺れてしまう人もけっこういます。

 これをナンチャッテ・ビブラートと私は呼んでいます。

 ビブラートとは2つの異なる音を
 交互に一定の間隔で揺らす発声法です。

 その種類は大きく3つに分けることができます。

 1つは音程、
 2つ目は音圧、
 3つ目は音色です。

 実際のビブラートは、
 これらの要素が微妙に混ざり合っていて、
 その混ざり具合が
 歌い手の個性のひとつだったりします。

 一般に演歌は音程寄り、
 ポップスは音圧よりです。

 音色寄りのビブラートは
 民族音楽などに使われていることが多く、
 代表的なものではヨーデルや
 奄美の伝統的な歌唱グインなどが挙げられます。

 元ちとせや中孝介の歌い方が代表格です。


 さて、質問者さんの希望は恐らく
 ポップスのビブラートだと思うので
 音圧ビブラートの練習法をお教えしましょう。

 実は私たち日本人は
 会話の中でビブラートを使っています。

 同意をするとき
 「あーあーあー」「いーいーいー…それ!」
 とか言ったりしますよね。

 これを決められた音程で
 長く出せればいいわけです。

 最初にロングトーンの練習をしたら、
 ロングトーンで安定して声をだしたように
 「あ~あ~あ~あ~あ~あ~…」と、
 キーを変えながら「い・う・え・お」でもやっていけば、
 何となく感覚が掴めてくるはずです。

 美しいビブラートはロングトーンの後半から入れて、
 スッとフェードアウトしていく感じです。

 これも練習してみて下さい。


 長くなりましたが、
 最後まで読んでくれてありがとうございました♪


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