歯車の立方体 GEARS CUBE
いろんな形の歯車
骨格を観察すると
その役割はフレームであり
関節はギアである
骨と骨の繋ぎ目を関節と捉えると
脊椎は関節の連続体
この繋ぎ目を
結合させているのが
靭帯である
サスペンションの筋肉は
関節をまたいで腱で
その周辺の骨に付着している
上半身は脊椎も含めて
様々なギアの集合体と見ることができる
それらに様々な
サスペンションである筋肉によって
絶妙な関節可動域を維持している
このサスペンションのバランスが
何らかの要因んで崩れたら
関節の軸がズレる
腱や靭帯や筋膜の癒着
偏った筋トレなど
関節軸のズレが故障の原因である
加齢のせいでも
使いすぎのせいでもない
軸のズレた状態での酷使が原因
歯車も軸がズレたり
微細な異物が混入したり
何らかの要因がなければ間隙が維持され
摩耗することはない
人体も同じである
私の臼蓋形成不全も無くなりはしない
けれど関節軸を
理想に近づける事によって
長きに渡る激痛との戦いに
終止符をうったのだ