NHK朝ドラ『虎に翼』が好き過ぎて困る。


脚本、演出、何もかもがホント良きドラマ。

またあらためて語りたい。


泣笑泣笑泣笑泣笑泣笑泣笑泣笑


で、


レミゼキャストのこと記録しよっかな〜と思いつつ↓こちらの日記を先に。



先日、團子ちゃん観てきました。

わたくし、初團子。(襲名の時は大阪来なかったし)


大阪公演は無事に千秋楽を迎えられたようですね。

おめでとうございました。



スーパー歌舞伎

三代猿之助四十八撰の内

『ヤマトタケル』@大阪松竹座

(2024.6.18(火)昼の部11:00〜)一等席1階17列



【上演時間】4時間10分(60/休30/60/休20/80)


【料金】一等席16,500円、二等席8,500円、三等席5,000円


【スタッフ】

作:梅原 猛

監修:石川耕士

脚本・演出:二世市川猿翁


【キャスト】

小碓命(おうすのみこと) 後にヤマトタケル

大碓命(おおうすのみこと):市川團子


兄橘姫(えたちばなひめ)/

弟橘姫(おとたちばなひめ):中村壱太郎


帝(すめらみこと):市川中車

タケヒコ:中村福之助

熊襲(くまそ)弟タケル/ヘタルベ:中村歌之助

犬神の使者/琉球の踊り子/新朝臣:嘉島 典俊

ヤイラム/帝の使者:市川青虎

尾張の国造(くにのみやつこ):嵐  橘三郎

老大臣:市川 寿猿

倭姫(やまとひめ):市川笑三郎

国造(くにのみやつこ)の妻:市川笑也

熊襲(くまそ)兄タケル/山神:市川猿弥

皇后/姥神:市川門之助

みやず姫:市川 笑野市川 三四助(交互出演)


【ストーリー】

小碓命(おうすのみこと)は謀反を企む双子の兄・大碓命(おおうすのみこと)を誤って手にかけてしまい、事情を知らぬ父・帝(すめらみこと)の怒りを買い、大和に従わない熊襲(くまそ)の征伐を命じられる。

大碓命の妻・兄橘姫(えたちばなひめ)は、夫の仇である小碓命を討とうとするが、その清らかで優しい心を知って小碓命を慕うようになる。

熊襲を訪れた小碓命は首領のタケル兄弟を見事討ち果たし、その勇気を称えた熊襲タケルより、「ヤマトタケル」の名を与えられる。喜び勇んで大和に帰ったタケルだったが、帝の許しは得られず、今度は蝦夷征伐を命じられる。

吉備の大君タケヒコを伴う道中は苦難の連続で、走水(はしりみず)では愛する弟橘姫(おとたちばなひめ)までも激しい嵐の犠牲となる。

蝦夷を平定したタケルは伊吹山の山神退治を命じられ、深手の傷を負うことになり…

(公式より)



スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』
2012年の4代目市川猿之助襲名披露公演を収録したものを、2015年にシネマ歌舞伎で拝見。


◆2015年↓シネマ歌舞伎『ヤマトタケル』の日記

そして↑この時、可愛いワカタケル(子役)を演じた市川團子ちゃんが、今回は主役ヤマトタケル。
時が経つのは早い。


で、東京公演(2/4〜3/20、@新橋演舞場)は
タケルは中村隼人くんと團子ちゃんのWキャストで、相手役の兄橘姫/弟橘姫は中村米吉くんだったんよね。
隼人米吉の並びはこの世で最強と思っているのでメチャメチャ観たかったが、何かと忙しい時期だったこともあり、諦めた。
せめてビジュアルだけでも記録↓

米吉、かわええのぅ…♥

ちな、10月の博多座公演は、
ヤマトタケルが隼人團子のWキャスト、
兄橘姫/弟橘姫が米吉壱太郎のWキャストだそうで。メッチャ良いね。


……などとイロイロ言っているが、
決して大阪公演に不平不満があるわけではなく、大いに満足している。


市川團子ちゃん。技術的に未熟なところは多々あるのだろうが、その初々しさ若々しさが一途で純粋な小碓命(ヤマトタケル)にピッタリ。
今の彼にしか出せない魅力が溢れんばかりだった。
オラオラ系の大碓命との演じ分けもバッチリ。別人かと思ったよ。芝居、上手いな〜。親譲りかな。

派手ではないが、柔らかく光るオーラに包まれているような立ち姿。

この子は真ん中に立つべき子。と思った。


…にしても、香川照之さんが團子ちゃんを連れて歌舞伎界に入ってから、将来この子が澤瀉屋を継ぐのだろうと思ってはいたが
猿之助の一件で、早くもその重責を負わざるを得なくなり、何ともはや……
その成長を見守りたい。


中村壱太郎くんも二役で、兄橘姫・弟橘姫ともに、たおやかだけど芯の強さが感じられて良き。
小碓命の為に海に身を投じる弟橘姫、母となり息子ワカタケルと共に小碓命を思う兄橘姫。
どちらの姫にも、泣かされました。


帝、中村中車さん。イマイチ貫禄が無く、、、もう少し身長あったらな〜
でもセリフ喋るとそれなりに帝な感じになるのは、演技巧者の為せる技。


中村福之助歌之助兄弟も大活躍。(お兄ちゃんはどこ?と思ったら、これには出演してなかったw)
福之助くんのタケヒコ、戦隊モノでいうなら青のイメージですかね(←イマドキはどうかしらんが)。メッチャ男っぷり上がってて、わぁ♥ってなった(喜)
歌之助くん、お顔が小さくて細身だからか熊襲(弟)のド派手なお衣装(カニ柄w)に埋もれそうだったけど、豪快なキャラ、頑張っていた。
ヘタルベはその少年っぽさがドハマリ。可愛かった。


熊襲(兄)の市川猿弥さん、その豪快さにド派手なお衣装(タコ柄)がハマり過ぎ。もちろん山神も良かったーー!
こういう役者さん、大好き。不動明王とか仁王とか閻魔とかやってくれないかな。


尾張の国造(くにのみやつこ)の夫婦、嵐橘三郎さんと市川笑也さん、会話にニャーとかミャーとか方言使ってて爆笑。
笑也さんて綺麗だけど物足りない印象があったけど、今回良かったわ。


みやず姫は、市川笑野さんと市川三四助さんの交互出演だけど、たぶんこの回は三四助さん。
どちゃくそ可愛かったです。


寿猿さんや門之助さんなど脇を占める方々の安定感やら安心感やら。
團子ちゃん守られてる、と感じた。


琉球の踊り子や火の精、伊吹山の鬼など次々といろんなキャラが出てきて見た目も楽しく、
ストーリーもロールプレイングゲームみたいでわかりやすい。
通し狂言なので、ちょっと時間が長いけどメッチャ楽しかった。



念願の、ラストのフライング。
1階席からだと上を見上げるしかないので、ちょっと物足りなかったかな〜。團子ちゃん、たくさん目線を飛ばしてくれてたけど。
やっぱ宙乗りは2階席で観るほうが良いね、と同行の友人と意見が一致した。
(2013年『義経千本桜』の猿之助の宙乗りを2階席で観て大満足し、未だに「あれは良かったよね〜✨」と話題にのぼる。←私の歌舞伎観劇歴の中で3本の指に入っている)

はぁ…、2階席狙いで博多座行こうかなぁ〜…



何はともあれ、
やっと観ることができた團子ちゃん。

これからも応援します。