そう言えば。
11月の末に、忙しいだの休みたいだの言いながら、クルマで片道1時間かかるシネコンまで行ってきたのでした。
いちおー記録としてupしとく。(1月の『二人藤娘』upしてないけど)
シネマ歌舞伎『ヤマトタケル』
( 2012年6月 新橋演舞場)
【脚本・演出】市川猿翁
【配役】
小碓命(おうすのみこと)後にヤマトタケル/
大碓命(おおうすのみこと):市川 猿之助
帝(すめらみこと):市川 中車
タケヒコ:市川 右近
ワカタケル:市川 團子
兄橘姫(えたちばなひめ)/
みやず姫:市川 笑也
弟橘姫(おとたちばなひめ):市川 春猿
老大臣:市川 寿猿
ヘタルベ:市川 弘太郎
帝の使者:市川 月乃助
倭姫(やまとひめ):市川 笑三郎
熊襲(くまそ)弟タケル/
ヤイラム:市川 猿弥
尾張の国造(くにのみやつこ):坂東 竹三郎
皇后(おおきさき)/姥神:市川 門之助
熊襲(くまそ)兄タケル/山神:坂東 彌十郎
【ストーリー】
大和の国の皇子・小碓命(市川猿之助)は、双子の兄・大碓命(市川猿之助:二役)の謀反を諌めようとして誤って殺してしまい、父帝(市川中車)の怒りを買い、大和に逆らう九州の熊襲(クマソ)征伐にたった1人で送り出される。
父の許しを得る為に小碓命は見事に熊襲兄弟(坂東彌十郎・市川猿弥)を討ち、彼らの遺言でヤマトタケルと名乗ることに。
しかし父帝の怒りは収まらず、タケルは新たな戦の命が下され、蝦夷に向かう。
それでも、父とまだ見ぬ息子ワカタケル(市川團子)に会うため、次々と訪れる試練を乗り越えて故郷を目指すヤマトタケルだったが……。
哲学者 梅原猛が三代目市川猿之助(二代目猿翁)のために書き下ろし、昭和六十一年に初演され"スーパー歌舞伎"という新ジャンルを築き上げた歴史的作品。
ということだけど、私は初見。
3年前の東京公演は香川照之さんの襲名披露フィーバーwでチケット取れなかったし、大阪公演は別演目だったし(→襲名披露公演@大阪)、その後シネマ化された際も見逃してるし。
なので今回は どうしても観たくて、疲れた体にムチ打って行った次第。
次々とヤマトタケルに課せられる試練、個性豊かな敵たち。
前作のスーパー歌舞伎Ⅱ『空ヲ刻ム者』(→『空ヲ刻ム者』の日記) や
先日の『阿弖流為』(→初日の日記)(→2回目の日記) でも思ったけど
こういうのってメイクと見得で歌舞伎風になっているだけで、ほぼストプレなのね。
ストーリー自体もロールプレイングゲームのような展開で わかりやすくて面白かった。
楽しみにしていたラストの名場面、タケルの宙乗り。
「天翔ける心、それがこの私だ」というセリフに、なんか泣けたりして。
あ~やっぱナマで観たかったなぁ~と思いました。
『ワンピース』大阪公演も行けたら行きたいのだけど、体調次第かな…上演時間 長いし、往復時間も大変だからね。
もしかしたら気長にシネマ歌舞伎になるの待つかもw
『阿弖流為』はシネマ歌舞伎の上映決定したそうで嬉しい限りです(→シアターガイド)。
古典にはない魅力満載のスーパー歌舞伎や歌舞伎NEXTも良いけど、シンプルに様式美を堪能できる古典も大好き。
七之助ちゃんの「女暫」良かったなぁ(→『平成中村座』の日記)
あれもシネマ歌舞伎で上演してくれないかな。