肥満治療について 糖質制限食(LC)と脂質制限食(LF)の有効性の論争がありますが様々なことがわかってきました。
体重は 糖質制限の方が速やかに低下します。但し減るのは筋肉。
一方脂質制限は体重の減少は緩やかですが減少するのは脂肪。
私の体組成でも内臓脂肪はいつも過剰で、週2回以上の筋トレ計3時間にもかかわらず筋肉量は標準に留まっています。
このことからも糖質制限は筋トレが必須であること。糖質を控えれば何を食べても良いわけではない(脂肪を中心としたカロリー制限も重要)。何事もほどほどに。という結論です。
これは日本全体の栄養摂取量からも裏付けられています。
これだけ肥満や糖尿病が増加しているのに、炭水化物の摂取量さらにはカロリー摂取量自体が減少傾向。脂肪摂取も頭打ち。日本人全体が糖質制限・コメを食べなくなっているのです。
これは食物繊維の摂取量の減少が、特に穀物(糖質)の減少が主な原因であることも明らかです。
一方増えているのが
食物繊維を含まない甘い飲み物が増えました。
飲料の白い粉やペットシュガーは1本に入っている砂糖です。
(◎-◎;)
更に今激増しているのがエナジードリンクに代表されるいわゆるドリンク飲料です。糖質だけでなく、カフェインその他の依存性物質が含まれているのが増加の原因と考えられます。「やめられない」のです。(>_<)
エナジードリンク・カフェインの依存性はこちらから
またダイエット飲料(人工甘味料)・異性化糖の問題
異性化糖 食品・飲料の裏の成分表示を見てください。
「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」と書いてあったら要注意です。工場で作られた甘く感じる薬品が混ざっているという証明です。・・様々なものに入っています。
食材でも、ファストフードなど手を加える必要のないもの(超加工食品)は、体重が増えやすくなります。
一人暮らしや高齢者の孤食ではどうしても超加工食品が増えざるを得ず、日々健康を害してゆきます。
更に生活習慣の変化 夜更かしと睡眠時間の減少
仕事で帰りが遅くなって寝る前に食べざるを得ないなら、職場で19時には糖質(パンでもバナナでもカロリーメイトでも)を済ませる分食(4回食)の方が有効です。
他にも、夕食より朝食。食べるなら朝。食べるスピード。
成長期と比べ再生のサイクルも低下し筋肉量の低下・女性の場合は女性ホルモンが減少し、エストロゲン(卵胞ホルモン)は脂肪の燃焼を促す働きがあり基礎代謝は下がってゆきます。
食事を減らすと一時的には減量できても、飢餓状態に適応するために筋肉を減らして、さらに基礎代謝を抑制して更に痩せにくい体になります。(冬眠状態:動きたくなくなります)
自己流の急激なダイエットは健康を害する危険が大きいので、
かかりつけ医・ダイエット外来担当医師にご相談くださいねマイルドな糖質制限を継続して野菜の摂取を増やし、有酸素運動+筋トレで基礎代謝を維持してゆきます。
無理なく安全なダイエットを続けるために参考になれば幸いです。
では半年後にまた\(*^▽^*)ノ