海の生きものを観察しよう(元宇品公園) | どんぶらこのぶろぐ

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子ども達の笑顔がみたくて、
いろんなことやってます(*^^)v

平成25年度 第14回 ひろしま環境大学



11月17日(日) 元宇品公園(広島市南区) ※


第3回講座:自然コース

「磯・干潟の生物を観察しよう」


市民部門カウンセラー

          保光義文さん

          奥山秀輝さん

          上田康二さん

          金本俊昭さん


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雨もあがり、散歩道を下ると、、、


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目の前が海 ビックリマーク

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「磯」

岬のように山が海に迫り、

岩盤が露出して石が多い場所


「干潟」

満潮時には隠れて干潮時に現れる

砂泥質の平地

前浜干潟 …… 近くに大きな河川がない場所にある。
            海水浴場などの砂浜でみられる干潟。

河口干潟 …… 大きな河川の河口部にある。
            太田川や沼田川、芦田川などの

            河口にみられる干潟。

潟湖干潟 …… 河口や入り江にある。
            広島県では該当する干潟はほとんどない






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まず、ph、塩分濃度を測ります。(できれば気温、水温も)

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水質の簡易分析

COD(化学的酸素消費量)を調べます


水の汚れ(有機物)を

薬品(過マンガン酸カリウム)で

化学反応させるときに消費される酸素の量



▼くわしくは、こちら

https://www.aburagafuchi.jp/yougo/pdf/pakukaisetu.pdf#search='%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88+COD'



広島県では、

定期的に、COD(水質検査)を調査し、

水中の有機物を調べています。


これまでの調査から、CODがおよそ2mg/ℓ以下なら、

「きれい」といえることがわかりました。
(専門的な技術と器具が必要)


値が大きいほど水の汚れの量が多いのですが、

今日の数値は「2」


きれいな水が生きものにとって、

必ずしも、よいとは限りません。


広島湾でも、赤潮が発生しています。

(プランクトンの異常増殖)





生きもの調査は、うお座

有機物だけでなく、

さまざまな化学物質による影響を

総合的に評価できます。

何より、誰でも楽しみながら調査できます合格

(CODのようなくわしい結果はでない)


注意/岩の上は、すべりやすいので、

    気をつけましょう。

元宇品公園では、希少なため、採取してはいけないもの

(指標生物)

    ダウン

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カメノテ 甲殻類(エビ、カニ、フジツボ、ミジンコなど)
石灰質の殻をもつ固着動物


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マツバガイ 巻貝、笠貝

松の葉が広がる様子に似る


(ヒザラガイ/多板綱たばんこう)
軟体動物 背面に一列に並んだ8枚の殻を持つ

******************************************



磯の生きものの種類で、

海辺の環境状態、変化を調べてみよう音譜


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左上 ヨロイイソギンチャク

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イワフジツボ



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ウミウシ 軟体動物

貝殻が縮小、体内に埋没、消失などした種

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ヤドカリ 甲殻類


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カンザシゴカイ 環形動物(ミミズ、ゴカイ、ヒルなど)

石灰質を分泌して管をつくり,その中で終生生活


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カニは、まず甲羅、爪の形で見分ける

ヒライソガニ



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右下 アナアオサ



環境ホルモン(内部秘かく乱化学物質)の影響

イボニシ(巻貝)が、

有機スズ(選定塗料に含まれている化学物質/

日本では1997生産使用禁止)が微量で作用し、

メスにオスの生殖器ができて正常に交尾することができず

減少していた。現在は、よく見られるようになった。



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イシダタミ 薄い板状のフタがある

スガイ   石灰質で半球状のフタがある

 アップ

この2つの貝、他の人は、食べたことないみたいだけど、

種類が違うとは、知りませんでしたかお

貝だと思っていたものが動物だったり、

新たな発見がいっぱい目


中央下

カリガネエガイ

殻は長だ円形で厚みがない

黒褐色の毛がある




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ヒメケハダヒザラガイ
(撮影/西村浩美さん)


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ハマダンゴムシ 甲殻類

(撮影/西村浩美さん)


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(撮影/道原伸二さん)

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他のチームとあわせた結果は、次回に。



参考資料

「広島県海岸・干潟生物調査マニュアル(改訂版)」

平成20年3月広島県


http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/c-manyual-manyual3.html




調査を通して、瀬戸内海に親しみ、

生きものの形や感触を実感し、


私たちの生活と生きもののつながりなど、

生きものが教えてくれる

さまざまな情報について学習し、

海を守り、

より良くしていくきっかけづくりにうお座



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冷たい空気との境目




「漂着ゴミを観察しよう」

          市民カウンセラー

                住田典子さん

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散乱ごみの調査やクリーンアップを通じて、

海や川の環境保全を行う活動が

全国で行われている



~美しい海を子どもたちに~


国際海岸クリーンアップ(ICC)


世界中で一斉に、

同じ時期に、世界共通の方法で

ごみのデータをとりながら拾う


ごみを元から出さない仕組みをつくるために、

データを活用する


 「拾うより出さない暮らしを」


この活動により、2009年

議員立法「海岸漂着物処理推進法」が制定された。



くわしくは、こちら

  ダウン

http://www.jean.jp/




日常生活で私たちが使用しているごみが、

陸起源類の8割以上を占めています。


近年、特に自然海では分解されない

プラスチックごみの破片化の進行が深刻。

(紫外線による劣化、波浪による衝撃など)

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この海岸で拾われた「レジンペレット」


実際に参加者で探してみたが、

ひとつも確認できなかった。


破片化する前に海から回収することが急務。




地球上の生物で、

唯一ごみとなるものを作り、使用し、

廃棄した私たちは、


海のフィルターである海岸を

せめてもの償いとして

常にきれいにしておく義務があります。


一般社団法人JEAN HPより抜粋



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広島市の南端にある小さな島にある。

公園内には原生林が残り、

自然溢れる空間として市民の憩いの場所となっている。


昭和25年(1950年)に、瀬戸内海国立公園に追加指定された。

海辺に下りて海の生き物を観察したり、海岸を散策したり、

サイクリングで島を回るなど、楽しみ方はいろいろ。


広島港に出入りする船や沖の灯台などもよく見え、

安芸小富士(似島)や宮島など、眺望は抜群。

広島駅前から広島電鉄電車「広島港」行きに乗車、

「元宇品口」で下車。徒歩30分

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元宇品のシンボル

「クスノキの大木」

樹齢  約300年

高さ  27m

幹回り   5.9m


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