「自然観察会」でした
海・山・空
~ みはらの身近な自然を知ろう! ~
里山の自然と歴史探訪
広島県三原市中之町
後山・平家谷と姫蛍の里
~平家八幡神社~
≪平家谷後山≫河野強著 から抜粋
後山の小高い所に平家八幡宮がある。
本殿、拝殿、その横に社務所があったが
台風で倒れ、今は無い。
建久5寅年に社殿を造営したと伝えられ、
本殿は流れ造り、
屋根は以前はカヤ葺きで、
堅魚木を配してあったが、葺き草に困り、
昭和32年10月、セメント瓦で葺き替え、
更に損みがひどいので
昭和58年12月油瓦で葺き替えをした。
神社は、東向きに建立されている。
本殿への階段の本柱の根石は飾り石が使われ、
向かって右の石に奉寄進重?氏、
左側の根石へ新屋吉郎右衛門と書いてある。
屋敷の平面図が船の形になっている。
舳先の位置に鳥居があり、
向かって右側鳥居の横に一本の丸棒石灯篭がある。
庭の中央部の右側に奉献された手水鉢があり、
更に少し拝殿へ寄った位置に
一対の角灯篭を配している。
鳥居は、栗の古木で造ってあり、
安芸の宮島巌島神社の大鳥居と同じ形の
両部鳥居が建ててある。
▲本殿
鳥居は、年号不詳、
1994年平家が来て、3年目に建てたとも
言われる。
修理の木が調達できなかったので、
銅板をつけた。
毎年10月最後の日曜日に今もここでお祭りが
行われていると 河野強氏の話。
▼本殿の後方にある「広島県一のやまもも」
5.8m
道中、
台風でなくなった
「西福寺」、「皇子様」跡に、
「赤い角柱」が建てられていて、
その場所を知ることができるが、
山の荒廃で、竹が繁茂しており、
「田」や「畑」があったという、
その様子は想像しがたい。