こんにちは!
Yukikoです。
いつもありがとうございます。
家族と話してたときのことなんだけどね。
そのときは妹の仕事の話を聞いてたんだけど
そういえばわたしも前にこんなことあったなあって思い出してね。
前の会社に入ってわりとはじめの頃だから
もう10年くらい前になるんだけど
今でも忘れられないくらい嫌なことがあって。
たぶん前の会社にいた中で
いちばんくらい嫌なできごとで
はじめて、どうしようもなくて
寄り道したショッピングモールの駐車場の端っこに
停めた車の中で号泣したっていう笑
もう時効だろうし書いちゃうけど
ある男性のお客さんの相手をすることになってね。
自分のところのホームページをつくりたいっていう
社長さんだか経営者さんだかで。
基本はシニアの方たちが
自主学習でのんびりやるパソコン教室だったから
そういう案件になると
授業時間外のサポート扱いになるから
そのお客さんにも授業が終わってから
来てもらうっていう形になって。
今だったらね、まず自分で請け負わずに
そもそも時間も手間もかかる案件だから
教室運営が担当のはずの教室長の自分じゃなくて
上の人に担当してもらうって形をとるっていう判断ができるんだけど
当時はさ、ようやくひろってもらえた会社に入ったばっかってのもあって
言われたことはもちろん、
自分にやれることはぜんぶやろうって
そうがんばってた時期だったんだよね。
ちょうど、ひとつの教室を
ぜんぶ任されるようになった頃っていうのもあって
自分のところに来てくれる生徒さんは
分け隔てなく大事にしようと思ってた。
だからそのお客さんを社長から頼まれたときも
また新たな生徒さんの一人として請け負ったんだよね。
ちょっとした自負もあった。
一応、ホームページ作成の職業訓練校に通ってたし
ほかの生徒さんたちよりもすこし若かったけど
前の前の会社ではそれくらいの年齢層の人たち相手に
それこそホームページ作成関連の授業をしてたから。
すごーくかんたんな、基礎ではあったけどね。
でも、だから、
たぶんいけるだろう、って思ったんだよね。
だけどね、ふたをあけてみたら
そのお客さんがなかなかにとんでもない人で。
そもそも、ホームページをつくりたいといいながら
メールのやりとりもまともにできなくて。
当然ファイルやフォルダなどの理解もできないし
そもそもパソコンの操作自体が危ういから
ほんとに手取り足取りどころか
ひとつひとつの操作をいっしょにやらなきゃいけなかった。
加えて、覚える気はあるんだろうけど
ほんとにまったく覚えられなくて
めちゃくちゃ基礎の、すごくかんたんなことでさえ
何回も何回もおなじ説明と操作をすることになって
ぜんぜん先に進まなくて。
でね、当たり前だけど
時間がかかればかかるぶんだけ
お金もかかってくるわけで。
その人がなんで自分でつくれるようになりたいかって
ホームページって、外注すると
けっこうなお値段するもんなんだよね。
だから自分でつくれるようになれば
安くあがるだろう、っていう
そういう考えだったんだろうから
そこでお金がかかるっていうのは
その人にとっても本意ではなかったわけで。
こっちとしては
聞かれたことを何回でも何回でも
それこそ嫌な顔せず答えてたんだけど
問題はね、その人が
自分が覚えられないっていうことのイライラを
こっちにまでぶつけるようになってきたこと。
教え方が悪いと言わんばかりにね。
それなりに体格のいい、
当時たぶん40代後半くらいの男性にさ
ふたりきりの教室でけっこうな声で言われたり
そのイライラの圧をぶつけられたり。
当時まだぎりぎり20代だった女子はさ
そりゃあ恐怖ってもんだよね。
そのときわたしが任されてた教室は
テナントの形じゃなくてひとつの店舗で
だからほかに、まわりに誰もいないわけで。
ひとつの建物の中に、
仕事とはいえそんな男性とふたりきり。
考えてみたら、それをさせてた
社長にもちょっと問題あるんじゃないか、
って今なら思うんだけどね。
でも、がんばるつもりが満々だった
まだやる気のあった当時のわたしは
怖くても、泣きそうでも、
それをおさえて、なんとか堪えながら対応してた。
だってそれがお仕事だったから。
わたしがやるべきことだと思ってた。
その人はだいたい来る曜日が決まってて
だからそれがだんだんと憂鬱になってた頃、
決定的なことがあって。
そのお客さんが、自分用のパソコンが欲しいっていう話になって
教室でも扱ってるものがあったから
それを伝えたんだけど高い、ってことで
知り合いに中古で譲ってもらう、みたいなことになって。
でも、それでいいのかがよくわからないから
自分が聞いてもわからないから
その人と電話で直接話してくれ、って言われてね。
その場でかかってきた電話をかわることになったんだけど
たぶん、けっこうな無茶でも言ったんだろうね。
電話の向こうの人が、最初からイライラしてて
でもわたしは事情も何も知らないし
急に変われって言われただけだから
こっちの状況とかを説明したんだけど
なんかすごい、怒鳴られて。
あっちとしても、なんでそんな知らない、
パソコン教室のインストラクターが出てくるんだとか
そういう思いもあったんだろうけど
こっちだってほんとに意味がわからなくて。
そのあとのことってあんまり覚えてないんだけど
その電話をしたのがその日の終わりがけだったのか
それもぜんぜん記憶にないんだけど
もうね、それでぷつん、って糸が切れて。
なんでわたしが怒鳴られなきゃいけないの。
なんでわたしがイライラをぶつけられなきゃいけないの。
わたしはどれだけ同じことを聞かれても
何回も何回もおなじことを言うはめになっても
嫌な顔ひとつせず何度だっておなじ説明をしているのに。
ちゃんと、仕事をしているだけなのに。
それなのに知らない人からも怒鳴られる。
何も悪いことはしていないはずなのに。
わたしにできることを、
でき得る限りのことをやっているのに。
そうやっていろんな思いがぐるぐるして
もうどうしようもなくて
寄り道したショッピングモールの
できるだけ端っこに車を停めて中で号泣してた。
そんなこと、はじめてだったなー。
もう、無理。
そう思ったわたしは
次の日だったかどうだったか、
社長にぜんぶ伝えて、
もうわたしでは無理なので代わってください、って訴えた。
たぶんね、っていうかそもそもね、
それなりに若い女相手、っていうのが
相手の態度がそうなった原因でもあって。
社長に対応を代わってもらった瞬間、
やる時間が短くなっていったんだよね。
それから何度も教室に電話がかかってきたんだけど
予約の電話じゃなくて
ちょっと聞きたいんだけど、みたいな電話も
ちょくちょくかかってきてたんだけど
ぜんぶ社長にまわして。
直接社長の携帯にかけてください、って案内してからも
何度もかかってくるからそのたびに
改めて社長の番号を伝えたりとかもして
だんだんと、そのお客さんとの距離が離れていって。
なんとなく嫌な予感がしたときに
そのお客さんからの電話が鳴る、っていうことも
ほとんどなくなったときに
ようやくちょっと安心したっていう
もう10年前くらいのできごと、あったなーって。
でね、それをかいつまんで話そうとしたときに
急にのどが詰まったみたいになっちゃって。
妹の話を聞いてたときはぜんぜんそんなことなかったのに
おいしくごはんを食べながらだったのに
その瞬間になんかおかしい、って感じになって。
ああ、やっぱりすごく嫌なことだったんだなーって
思い出すのも、その話をするのも
すごく体が嫌がってるんだなーって。
やっぱ体ってすごいなあって
そのときに思ったのでした。
でね、それが昨夜のことなんだけど
今朝起きたらさ、なんかすんごい肩が痛くて。
最近肩こりとかぜんぜんで
だからなんでだろう、って不思議だったんだけど
いろいろセルフケアしてみても
なんかぜんぜんだから、余計になんでだろうって思ったんだけどね。
今これ書いたら、
肩が楽になってた。
すごい。
今ぜんぜん痛くないわ笑
思い出すのも、その話を口にするのも
体は拒否をしてたけど
でもそのときになにを感じたかとか
そのときにどう思ったのかとか
自分自身の本音をね、ちゃんとこうして認めてほしかったんだよね。
ほんっっっっとに嫌だった。
嫌だったけど、めちゃくちゃ怖くもあったけど
そんななのによくがんばったわたし、とも思う。
でもそんなことがんばらなくてよかった。
もっとはやく助けを求めてよかった。
嫌だって、もっとはやく言ってよかった。
あのときのわたし、
きっとがちがちだっただろうな。
今はだいぶゆるんでるから
すこしでもがちがちになると
すぐわかっちゃう。
でもこうして書いて
ゆるまることができてよかった。
体はほんとにすごい。
ちゃんと教えてくれる。
ありがとう。