これまでiPadをWindows PCのセカンドディスプレイにする際にはSplashtop XDisplayを用いていた.これは無線LANを経由してPCとiPadを接続するため,出先で使うにはWiMAXであったりスマホのテザリングでWindowsとiPadを常に同一のネットワークに繋いでおかないといけないデメリットがあった.また,参照用の文書などの静止画を表示させておくには全く問題はないのだが,無線でやりとりする性質上,カーソルがiPad上を動いていく時に微妙にコマ落ちして気持ち悪い.また,YouTubeなどの動画はとてもじゃないけどiPad上では閲覧できない(そんな使い方しないけど).

 最近,TwomonUSBなるiPad用アプリが登場したのでご紹介したい.こちらは無線ではなく,PCとiPadをケーブルで接続して有線で使用する仕組みになっている.対応機種はiPad / iPad2 / New iPad / iPad Retina / iPad mini / iPad air / iPad mini Retina Display.使用可能なOSはWindows XP / Windows Vista / Windows 7 (7 Starterは除く) / Windows 8 / Windows 8.1となっている.

 まずはApp StoreからTwomonUSBを購入してインストールする.900円也.試用版はない.




 次に,TwomonUSBの公式サイトからクライアントソフトをダウンロードしてインストールする.どうやら韓国製のソフトみたいだ.サイトは韓国語と英語に対応している.なお,動作のためにはPCにiTunesがインストールされている必要があるので,こちらも事前にインストールしておく.




 これはTwomonUSBのWindowsのクライアントソフトの画面.何かフォントがしょぼいし,デザインもWindows Xpの時代を彷彿とさせる.もう少し洗練されているといいんだが,,,まあ日本語対応しているだけ良しとしよう.




 Windowsのクライアントソフト,iPadのTwomonUSBアプリを立ち上げた上でケーブルで接続してやると上記のように認識されたことを示す画面がiPadに表示される.画面右下の「接続」ボタンを押すと接続される.




 愛機LavieZとiPadを接続したところ.iPad上でカーソルを動かしてもコマ落ちがない.YouTubeとかもみられる程度のフレームレートだ.唯一の疑問は何故か接続するとWindows 7ベーシックの配色設定に変わってしまうこと.別に問題にはならないけど,ちょっと気持ち悪い.ただ,これまでの無線接続のSplashtop Xdisplayなどと比べると快適性は格段に上で,おそらく現時点でのiPadセカンドディスプレイ化ソフトのベストチョイスだろう.試用できると気軽に試せると思うのだが,仕事の効率化のためには購入の価値アリだ.