以前のエントリでiPadをWindows PCのセカンドディスプレイ化するアプリであるDisplayLinkを紹介したのだが,どうやら製品の提供が終了してしまったようだ.公式サイトでも,残念だけどDisplaylinkはもう提供しないからUSB monitorなんかを検討してね,というようなことが書いてある.


 そこで今回はSplashtop Xdisplayを導入してみた.


 まずは公式サイトにアクセス.画面上部のGET STREAMERをクリックするとWindowsやMac用のクライアントソフトのインストーラをダウンロードできる.ソフトは無料.インストールは簡単で,特に問題ないはずだ.


 次に,公式サイトの画面上部のGET THE APPをクリックすると,iPadもしくはAndroid用のアプリへのリンクが表示されたページが表示される.僕の場合は,iPad用のアプリをインストールした.アプリのインストールは無料.ただし,連続使用は10分までしかできない評価版となっており,ソフトが気に入った場合はアップグレードすると制限が解除される.アップグレードは450円だ.iPadをセカンドディスプレイ化するアプリは評価版のない有料のものが多く,インストールしたもののうまく動かずにお金を無駄にしてしまうこともあるので,評価版があるのはいいことだと思う.


 PC用のクライアントを立ち上げると,自分が現在使用中の無線LANにつながる.設定のタブで「自動起動を有効にする」にチェックすると,Windowsを立ち上げた際に自動的にクライアントが立ち上がるようになる.ただ,毎回使う訳ではないソフトを常駐させるのは速度が低下するだけなので,僕はチェックを外しておいた.細かいことではあるが,Displaylinkでは強制的に常駐させられたので,この設定を任意に選べるのはありがたい.


 次にiPadのクライアントを立ち上げる.初回はちょっとした設定を要求されるが,2回目以降は自動的にPCにつながるようになる.使用中の画面.無線LAN接続ゆえの表示の遅延やカクカクする感じはあるのだが,「参照用のファイルを表示させておく」など用途を選べば十分に使える.




 縦置きにするとこんな感じでiPadの画面の下部分が切れてしまう.縦置きでも自動的に縦長の画面に最適化されれば素晴らしいが,このへんは将来のアップデートに期待したい.総合的に見ると,かなりいい感じのソフトなんじゃないかと思う.