ポール・マッカートニーの来日公演に行ってきましたよ‼︎
あまりにもポピュラーだし、あまりにも長く聴き続けてきたのに、それでも尚ライブに行けば感動の雨あられ。年甲斐もなくお目々ウルウル状態になる私でありました。
72歳でしたっけ?あんなチャーミングな72歳はなかなかお目にかかれませんよね。肥りやすい体質と聞いてますが、ここ数年はきっちりシェイプアップされて、タイトなパンツに白いオープンシャツ姿は若々しく、ビートルズ時代と変わりません。それだけでも驚きです。
トレードマークのホフナーのベースはもちろん、ピアノやギター(両者ともアコースティックとエレクトリックを使い分ける)も弾くので、必然的にバラエティーに富んだステージになります。
個人的にはウイングス時代の「1985」、比較的新しい「マイ・ヴァレンタイン」、ビートルズ時代のストレートなロックンロール「キャント・バイ・ミー・ラブ」、サージェントペパーからの「ミスター・カイト」が良かったですね。
そもそも他の楽器に比べて、ベースを弾きながらヴォーカルをとるのはとても難しいんですよね。とくにアルバム「サージェントペパー」は多重録音だし、ライブ活動も止めてたから、ポールはベースを弾きまくってて、ライブでは演奏不可能だと思ってました。けど、今回「ミスター・カイト」、ベース弾きながら歌ってくれましたね~。
それと、ポールのライブではお決まりの「007死ぬのは奴らだ」。あれはいつ聴いてもいいです。
いずれにしても、あんなにたくさんの人をハッピーにさせるんだから、凄いですよねー。世界でもっとも愛されるアーティストと言われる所以です。
でも昔はポールに批判的な人いましたよね。てゆうか、ビートルズ解散後は格好の敵役でした。意外にも(失礼)リンゴはNo.1ヒットを連発してますし、ジョージは「オール・シングス・マスト・パス」でホームランをかっ飛ばし、初の大規模チャリティーライブであるバングラデシュ救済コンサートを成功させてます。ジョンはベッドインやイマジンで愛と平和を訴え脚光を浴びました。それに比べれば、ポールはちょっと出遅れたかな。
でも「バンド・オン・ザ・ラン」で再び頂点に舞い戻ります。ただ、どんなにヒットを飛ばしても、”ポールは甘ったるいラブソングばかりだ” なんていう人が後をたちませんでした。そうした意見に対するポールの回答が「Silly Love Songs」です。愚かなラブソングで世の中を充したいと歌ったこの曲は、その印象的なベースラインとともに、彼の代表曲となりました。惜しくも今回のセットリストにはありませんでしたが、是非ライブで聴いてみたい曲です。できればリッケンバッカーのベースで。
芸術バカにならず、政治的にならず、ポピュラー音楽の持つ特性、世の中に果たす役割を極めて若い頃から正確に把握し、ブレることなく一貫して体現してきた人物がポール・マッカートニーなんでしょうね。偉大な人です。
