人工物に魂はあるのか? | 魔法石の庭ver.2

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 「今月はあんまりお金使ってないぞ!」と思っていたら、昨日、うっかりラピスの数珠をポチってしまいました。
 しかも、ジャパマーラーとはいえ108玉の本式数珠なので、結構高かった……。約1万です。

 以前、「数珠は大抵5000円程度」と書きましたが、その後「素材にもよるらしい」と書きました。
 特に、人気のあるラピスや、西日本の一部でしか採れないシャコ貝などは高いそうで。木製では、沈香という香木が100万ぐらいするそうです。

 日本古来の宝石と定められていた七宝では、
金銀・水晶・ラピスラズリ・メノウ・シャコ貝・サンゴ・真珠とされています。
 また、誕生石の元になった西洋の古代誕生石では、特にメノウ類が多く用いられていたようです。
 私の8月の誕生石にサードニクス(赤天眼)があるのですが、ちょっと面影があるかな?と思います。

 ちなみに、誕生日石も一応持っています。
 ブルークォーツという、人工石がそれに当たります。ただの青いガラスじゃない?と思われるかもしれませんが、なかなか効いてくれる石です。特に、ここぞと言うときにどうしても勇気が出ない!という時に使うと、自然と背中を押される感じがします。
 なんでも、ブルークォーツは、ロシアのシベリアのラボ(研究室)で時間をかけて結晶させている石だそうです。ホントかどうかはわかりませんが。

 ガラス玉といえば、日本古来ではトンボ玉があります。
 あれも、模様によって効果があるらしく、かの聖徳太子も付けていたそうです。
 北欧にそれと似たようなガラス玉があり、トロールビーズ(精霊の玉)と呼ばれています。これも、模様によって効き目が違うそうです。
 
 日本では昔から、「精霊信仰」というか、人工物でもそれなりに扱えば魂が宿るとされていました。
 なので、ただのガラス玉でも、何らかの効能があるというのは面白い考えです。
 一神教では、そういった「遊び」の部分がありませんしね……。おそらく、多くの日本人は、ぬいぐるみを出して「このぬいぐるみに魂はありません」と言われると「そんなの知ってる」と返すと思いますが、「では、このぬいぐるみを焼いてください」と言われると「それはちょっと……」と抵抗があると思うんですよね。

 そりゃ、ゴミとして出された場合は、別に平気だと思うんですよ。
 でも、いざ自分がぬいぐるみを焼く、となると「何か良くないことが起きる気がする」とかで、焼きたくないと思うんです。

 これは、実際に大学の授業で「日本人と宗教」という議題で、ぬいぐるみの部分をお守りとして教授から提示された議題です。
 確か、教授が「あなたたちは神を信じていますか?」という質問に、生徒たちは「信じていない」という人が多数で、「では、このお守りをハサミでバラバラにしてください」と言うと、生徒は「できません」と返すのです。
 それを、「何故ですか?神様を信じていないのでしょう?」と教授が尋ねると、生徒は困った顔で「だって、バチが当たる気がします」とか、「なんとなく嫌な感じがします」とか言うのです。

 その、「バチが当たる」とか「神具を粗末にすると嫌な感じがする」というのが、そもそも日本人の根底にある宗教観なのだそうです。
 外国人の言う「無宗教」と、日本人の言う「無宗教」には差があり、日本人の場合は、むしろ「神」というものを常に身近に感じているために、特定の宗教に限定せずに済んでいる、とか。
 たとえば、子供がタンスにぶつかって泣いた時に、親が「悪いタンスね!」とか言うらしいですが(うちは聞いたことないかな……)、タンスを擬人化するのが当たり前な国民性なのですね。

 百鬼夜行というのもありますし……元々そういう国民性なんでしょうね。
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