45回専門基礎午前問題52 ~解剖・骨格筋の起始&停止~ | ウカリハ! ~理学療法士国家試験合格支援ブログ~

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はじめまして!理学療法士のTORAです。

このブログのコンセプトはずばり、「理学療法士国家試験
合格!&一生使える基礎知識の獲得」です。

受験生の皆さん、がんばっていきましょう!!
                                

【筋と付着部との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。】

1.縫工筋 ――――― 上前腸骨棘

2.中殿筋 ――――― 腸骨稜

3.長内転筋 ―――― 恥骨結節

4.大腿直筋 ―――― 坐骨結節

5.大腿筋膜張筋 ―― 下前腸骨棘



これも国家試験ではおなじみの問題です。この問題はちなみに不適切問題で

解が3つあります。



正解は1.2.3です。では知識の整理をしながら解いてみましょう(*゚▽゚)ノ



まず良くある問題として上or下前腸骨棘?という問題です。



国家試験の解剖では上or下、内側or外側、小or大など、入れ替えやすい漢字を

入れ替えて出してくる問題が非常に多いんです。



ここで腸骨棘に関して覚えておきたいのは・・・



下前腸骨棘に付着するのは大腿直筋のみ!ということです。



そして上前腸骨棘につくのも、大腿筋膜張筋縫工筋だけだということです。

前者を特に暗記をしておくと、後者を覚えるのも幾分楽かな~と思います^^



あとこの問題で難しい(分かりにくい?)のは3の長内転筋についてだと思います。



さて皆さん、内転筋と名がつく筋は何種類あるか知っていますか?



長内転筋、短内転筋、大内転筋・・・では小内転筋は??



小内転筋は文献によってあるとするものと、ないとするものがあります。

前者であれば、大内転筋の上部が分離している場合を、小内転筋と呼ぶことがあります。



つまり、内転筋と名がつく筋は

  ①長・短内転筋

  ②大(小)内転筋  に分けられます。



 ①の筋群には股関節の作用として内転に加えて軽度の屈曲があります。なぜなら起始が股関節の前方に

 ある恥骨体から始まるからです。



 の筋群には股関節の作用として内転に加えて軽度の伸展があります。これは起始が股関節の後方にある

 坐骨結節から始まるからです。



内転筋はなかなかイメージがしにくい筋のひとつだと思いますが、こういった感じで考えると

イメージしやすいのではないでしょうか?



ではまた次回の問題で逢いましょうヾ(*´∀`*)ノ

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