息子が来て、食事をしている相棒の顔を見て・・・
「お父さん、その顔どうしたの？」と聞くと
相棒、息子には
「ウンチョット転んだだけや
たいしたことは無い」
と淡々と答えていたけど・・・
息子が私に「すぐ病院へ連れて行かないと
ケアマネさんにでも知れると
後で家族が虐待したことになってしまうよ・・・」
と几帳面すぎる息子はウルサイ・・
「本人が医者はイヤダと言うんだし
タダの打ち身で・・・
顔面のドコモ切れてないから・・・
しばらく休んでいれば1週間もすれば
消えるから心配いらないわ・・・」
と言ってもまだ心配な様子・・・
「息子に虐待されたと
医者で呆けて言うかもよ・・ドウする
」
息子は青ざめて「脅さないデヨお母さん！
そんなことしたら俺、即首や！」
「お父さんは可愛い息子を
陥れるようなことはしないわ
年が行くと顔じゃなくとも
夜中のトイレは寝ぼけ眼で歩くから
そこら中で擦ったり、ぶち当たったりして
お母さんだって手も足も肘も・・
隠れてる部分はアザだらけよ・・・
そんなに痛くもないし・・・
それぐらいなことで
大げさに医者へは行かないから
気にしないで・・・！」
と言うと納得したみたい・・・
相棒の食事量は以前と全く衰えず
三度三度見事に完食！
娘が・・・
「年が行ったらそんなに動かないんだから
食事回数は一日2回でいいそうよ」
と言っても、お腹が空いてそんな真似
は出来っこない相棒です・・・
今日は相棒にしてやられた！
左顔面赤丹青丹の身でも
私に構って欲しくて・・・
いたずらはするんだから・・・
私は老眼鏡を掛けないことには
料理が出来ない・・・
台所をしながら洗濯機を見に行ってる間に
テーブルの端に置いたはずの
老眼鏡が見当たらない・・・
自分の通った後を行きつ戻りつ
手当たり次第に探しても見当たらず・・・
そんな時のためにイライラの解消法として
生協で2・3000円の安い、同じ度数の老眼鏡を
3個か4個購入してあります・・・
相棒は テーブルに座って
見向きもしないで新聞を読んでいます・・・
いつもなら
「私がここに置いた老眼鏡を知らない？」
と聞くのが定番になっていますが・・・
あのお岩顔には聞きたくない！
宝探しゲームじゃありませんが・・
相棒が台所へ来るまでは、料理を作って
食べさせたんだから・・
このテーブルのどこかに置いてあるはず・・・
と・・・テーブルに載せてあった
フキンを取り除きましたら・・・・
ナ～ンと・・・その下に私の老眼鏡
が隠れん坊していました・・・
「ちょっと～私があれだけ老眼鏡を
探していたのに何故黙って
こんな所へ隠すの～～！
」
「おめぇ～ウラに一言も聞かないから
好きなだけ探せば良いと黙ってた・・・
端っこに置くと
落として踏みつぶすと困るから
大事にフキンをかぶせといた・・
」
「なんだと～～！
この～～赤丹青丹男めが～！」
純情なワタクシメは
もうとことん疲れました・・・
そんな顔していてもまだ
いたずらする元気があるんだから・・・
息子よお父さんのことは
全く心配いらないからね・・・
介護と言うよりは
お子ちゃまのお守りだわ・・・
お子ちゃまのお守りは疲れます・・・