私はいつも菩提寺のご住職さんが見える日は
朝の6時10分に
玄関を開けられる音がすると・・・
三つ指を突いてお出迎えし・・
仏間にお通しをしてから
急須にお茶を入れて・・
そこでもう一度
丁寧にアタマを下げてご挨拶をし・・
お経が終ってからお茶をお出しします・・
その頃には丁度の飲みやすい熱さと
まろやかな味になっております・・・
ところが・・・ご住職さんのご都合で
お経の早さが・・・
超特急の時とゆっくり鈍行列車の
時があります・・・
浄土真宗の月命日のお経は
「仏説阿弥陀経」ですが・・・
早いときは約5分ぐらいで済みますし
今日は一声聞かせようかと
思われるときは（別にそんな気も無いかも？）
12.3分ぐらいかかります・・
今日は早いのか遅いのか
予測はできませんし・・・
あまり早く終るようなら
お茶の香りも十分染み込まないと予測して
イラチノワタクシメ・・・
今日はまだご住職さんが
お見えになっていないのに・・
6時10分きっかりに
急須にお茶を入れて・・・
見えたら即お茶をお持ちしましょうと
構えておりました・・・
ところが世の中そう思い通りに
事は運ばない・・・
6時10分が過ぎても20分が過ぎても
待ち人現われず・・・
お茶冷めるやンカ・・
このまま捨てるのはもったいない・・
ワタクシメが先に
味見をさせていただきました・・
ウン・・美味じゃぁ～
でもチョッピリぬるま湯ダニャァ～・・（お風呂か～？）
こんな出がらしのお茶に
お湯をたして出すわけに行かず・・
コレは予行練習のつもりで
新たに急須に新しい茶葉を入れて・・
今度こそご住職さんが玄関を開けられたら
すぐに熱湯を入れる準備をして
待っておりました・・・・
ご住職さんが「30分以上遅れた場合は
忘れてることもありますので
電話してください・・・」
と言われた言葉を思い出し・・
まだ20分経過だし・・・
あと10分経っても見えなかったら
完全にど～忘れだニャァ～
何があったのだろう・・・？
・・・この辺りからドンドン妄想の世界へ突入・・？
手はスマホの電話番号を広げて
あとはスタートボタンを押すだけの状態・・
チョット待って・・！
最初に話す言葉は何だっけ？
簡潔明瞭に用件だけだったわね？
そこでモタモタいらぬ一幕の
設定をしておりましたら・・・
「おはようございます！」と
ご住職さんが見えちゃった・・！
30分以内の許容範囲内だから許す・・！
（私に左様な権限はないけど・・）
遅れた分だけお経は超特急かと思ったら
そうでもなく・・・
何事もなかったかのように終えて
帰っていかれました・・
ただお出ししたお茶は
いつもなら飲み干して帰られるところを
今日は1㎝ほど口を付けられただけ・・・
道中で何があったんでしょうか・・？
余計な詮索は致しません・・・