私が結婚のため・・

第一の職場を去るとき・・・

 

 

同じ課の上司や同僚が

送別会を開いてくださって・・

 

 

勧められて私が歌ったカラオケが

「雨に咲く花」でした・・・

 

 

意味深ね・・と言った同僚のSちゃんが・・

自分も幸薄いまま・・・

昨日旅だって逝きました・・・

 

 

享年75歳・・・・

 

 

彼女とは同じ課の窓口業務で

妙に気があい・・・

ずっと仲良くやっていきたかったのに・・・

 

 

私は結婚と同時に退職し

こちらへ転勤してきましたが・・・

 

 

彼女は定年退職まで

ずっとそこで勤めていました・・・

 

 

彼女の結婚相手は「爺よ?」と言うので

どんなに年が離れているのかと思いましたら

同じ町内に住む8歳年上の人でした・・・

 

 

自分が好きになった相手ではなく

親同士が決めた縁談だった・・・

 

 

私達は離ればなれになっても

毎年欠かさず年賀状を交わし



お互いに昨年まで変わらず

近況報告をしてきました・・・

 

 

 

結婚して二人の子どもに恵まれ

幸せに暮らしているとばかり

思っていましたが・・・

 

 

 

同じ町内に住む年子の妹の話では

ずっと苦労のどん底生活だったと聞きます・・・

 

 

お互いにそう言う内輪の愚痴は一切

年賀状には書きませんでしたから・・・

 

 

その彼女が・・・

昨日まで元気だったのが

朝・・立ち上がろうとしたとたん

 

 

旦那さんの目の前で急に倒れて・・

そのまま逝ってしまったそう・・・

 

 

お悔やみに行くと旦那さんが

大泣きしながら・・・

 

 

「こんなに早く逝ってしまうなら

もっとSを大事にすべきだった・・・」

 

 

と人目もはばからず

泣き崩れておられたそう・・・

 

 

 

身近な人が亡くなれば・・・

誰もが・・・・

 

 

もっとアアしてあげれば良かったとか

こうしてあげれば良かったとか

 

 

あとになって後悔と共に

自分の不甲斐なさが情けなくて

責め続けるものです・・・

 

 

私にとっても高校を卒業して

最初の職場で出来た大事な友達ですし・・・

 

 

離れていても彼女の死は

寂しくてとても辛く・・・

胸が押しつぶされそうです・・・

 

 

 

22歳で別れてから

早52年経ってしまいました・・・

 

 

 

最後に私が結婚するとき

あなたに言われた

意味深の歌を捧げます・・・

 

 

 

 

 

 

 

Sちゃんのご冥福を心から

お祈りします・・・!