相棒との会話・・
食事中にたまに世間話をしても
相棒はろくに聞いてもいないくせに
独断で持論を述べる・・・
そんな面倒くさい話
聞きとうないわ・・・
ああこんな相手に
こんな話をするんじゃなかったと
後悔後を絶たず・・・
世間には色んな夫婦の形があり
信頼と深い愛情で結ばれていた姉夫婦・・
大金を持ち歩くように
姉の遺影をバッグに入れて
私達妹の話に満面の笑みの姉の遺影を
参加させてくれる義兄・・
どこへ行くにも姉の遺影と一緒・・!
姉は亡くなってからも
義兄の心の中に永遠に
存在し続けている・・
ところがウチはどうなのよ・・
生きているときから話が通じない・・・
いえ・・ねぇ・・・
大した内容じゃなかったのですが・・・
相棒の元勤めていた職場から
書類が届いたのを
相棒が封を切っているのを見た私が・・・
「そういえば毎年、会費の集金をして
歩いて下さっていたKさんの姿を
最近は見かけないんだけど・・
奥さんが亡くなられてから
すでに20年あまりが経ち・・・
一人でドウなさってるのかしら・・・
娘さんは市外へ嫁がれていて・・・
息子さんと一緒に
暮らしてらっしゃるのかしら・・?
家の前に黒い車が
止めてあるときがあるわ・・・」
と申しますと・・・
何を勘違いしたのか相棒・・・
「Kの車は白だ!」
と急に私に怒り出す・・・
バカナ~
「Kさんが体の具合が悪くなって
車を手放すこともあり得ると考えれば
新しい黒い車の持ち主は
息子さんだと考えられるんじゃない・・?
私がそう思うのは・・
Kさんはもうすでに80歳を超えているし・・
今でも足腰が衰えて
歩くのがやっとなのに・・・
今更新車を買うはずが無いと思う・・!」
「Kの車は絶対に白だ!」
・・・・この~強情っ張りめが・・・・
車が容疑車(者)扱いされてるし・・
「もうあんたとは
世間話もできんわ・・?」
と申しましたら・・・
相棒・・・まさかの発言?
「ところでおめぇ~!
何の話をしていたっけ・・?」
今話していたことを
何も覚えていませんでした・・・