今日も朝から音もなくシンシンと

降り積もる雪・・・

 

 

 

この町内は雪の捨て場所がないため

道の両脇に積み上げられた雪は

みるみる嵩が高くなり・・・

 

 

 

だんだん道幅を狭めて・・・

2車線が1車線となり・・・

 

 

 

さらにその上に降り積もる雪で

私の肩の高さぐらいにまで

なってきました・・・泣き笑い

 

 

 

明日は相棒のK病院の予約日なのに・・・

相棒の危なっかしい足取りでは

果たして雪道を歩けるかどうか・・・ショボーン

 

 

 

否!

病院へ辿り着くまでに自宅の玄関で

転ぶこと間違いなし・・ガーン

 

 

 

息子は仕事だし・・・ショボーン

 

 

 

明日で切れてしまう相棒の心臓の薬を

ドウスベェ・・・えーん

 

 

 

いくら鬼嫁でも相棒の命は肝心!びっくり

 

 

 

薬が切れてると知りながら放置して

見殺しにはできません・・えーん

 

 

 

例えJRやバスやタクシーが

運休していても

 

 

私一人でも相棒の代わりに

K病院へ辿り着き担当医に・・・

 

 

相棒の処方箋を頂きに

行かねばなりません・・・泣き笑い

 

 

 

「止めて下さるな オトッツアン!

 行かねばならぬ 行かねばならぬのだ!」

(誰も止めないけど)てへぺろ

 

 

 

妄想ばかりが頭の中でグルグル回り

一芝居してる・・・笑い泣き

 

 

 

すると思い出したように・・

玄関のチャイムが!

 

 

シマッタ・・・!

玄関の鍵かけるのを忘れてた・・えーん

今更遅い・・・ガーン

 

 

 

玄関戸を開けますと若い男の子が

一人ポツンと立っていました・・

 

 

 

「どういうご用でしょうか・・?」

とお尋ねしますと・・・

 

 

 

深々と頭を下げたその子の手には

ナイロン袋に入ったタオルが1本と

自動販売機で買ったであろうコーラーが

1本握られていました・・

 

 

 

「ボク、さっきこの前で

車がガブッテ動けなくなったとき

 

 

 

お宅の男の人に助けて貰いました・・

それでお礼に伺ったんです・・・」

 

 

 

「うちは年寄りの二人暮らしですけど・・

助けたのはお隣の息子さんじゃ

ないのですか・・?」

 

 

 

と改めて聞き直しますと・・

「その男の人はオレンジのスコップで

お宅の前の雪かきをしていて・・

 

 

 

そのオレンジのスコップを持ったまま

僕の車の所へ出てきて

雪をドカして動けるように

してくれました・・・

 

 

ここに置いてある

この濡れたオレンジのスコップが

証拠です・・・」

 

 

 

犯人カイナ・・・?

 

 

 

息子は時々雪かきをしに来てくれるけど

そんな話は聞いていませんでした・・

 

 

 

「困った時はお互い様です・・

息子は人命救助が仕事ですから

お役に立てて良かったです・・・

 

 

 

当たり前の事をしただけですので

気を遣わないでくださいね・・」

 

 

 と言って頂いた善意のタオルとコーラーを

そのままお返ししましたら・・・

 

 

 

「ありがとうございました!

ボクはそこの学生マンションに

住んでいます・・・

 

 

何かお手伝いすることがあったら

いつでも助けに来ますから

言ってください・・・ニコニコ

 

 

 

と言ってその学生さんは帰られました・・・

 

 

 

息子に連絡しましたら・・

「ああ~俺が手伝ったけど・・・ニコニコ

2軒隣のHマンションに住んでる

学生さんだよ・・」とのこと・・

 

 

 

これが自慢し~の相棒だったら

いかにも大手柄を立てたかのように

私に自慢しまくった事でしょうに・・プンプン

 

 

 

仕事の延長だと思ってる息子は

話題にすらしなかった・・・

 

 

 

相棒に似なくて本当に良かった・・・ラブ