昔はこの町内も、大手スーパーが入ってなくて
個人の店が大繁盛してた頃・・・


積雪が多くなると、除雪費用を積み立てて
ある町内では両脇から
足下に一斉放水をしてた町内や・・・


又ある町内は、ドカ雪が積もった時点で
契約した土建業者に、除雪車で雪をかき集め
ダンプに積み込んで、足羽川の堤防の下へ
捨ててもらっていました・・


町内によっては、大雪降りでも除雪対策が万全で
春先のように、どの家の前にも雪の姿を
見ることもなく、快適に過ごせた
町内もありました・・・



うちの町内は昔はどの家も
商売をしていたそうですが・・・


大手スーパーに押されて、後継者が育たず
今では60過ぎの息子さんが残った家だけが
細々と商売を続けておられます・・



私や相棒が勤めていた頃に、一度だけ、大雪が降って
2階から道路へ、とび降りたことがありました・・・


そのときに、町内でお金を出し合って
業者に除雪をお願いする話が

まとまりかけたとき・・・


頑として受け入れない人も現われて
結局その話は流れて・・

 

 

大雪の年に・・・
うちの町内だけは雪の捨て場所がなく・・・

 

 

しっかりと4月始め頃まで山積みの雪が
道の両脇に残ってしまいました・・・


あのときは確か1軒につき3~4万円の
除雪費用の負担だったと思いますが・・・


除雪費用は出さない、と言われた
当時の有名な頑固爺さんの気持ちが・・・


今その立場になって見てつくづく
納得できるような気がします・・・


「うらの所には勤める若い者がいないし
年寄りは仕事に行かない・・・!



家の前に雪があろうと無かろうと
暖かくなれば、いずれは溶ける・・・



よほど用事があれば、大通りへ出て
タクシーを拾う・・・


まだこれからこの冬は
何度大雪が降るかも知れないのに・・・



そのたびに1回ダンプを雇うだけで
1軒につき3万円なんて高すぎる・・



文句あるなら・・うらの家の前だけは
雪かきをせんといてくれ・・!」



と啖呵を切った町内の頑固爺さん・・


相棒も今あのときの頑固爺さんの
年になりました・・・



相棒もキッとあの時の頑固爺さんに
似た言葉を吐きそう・・・


私は恥ずかしくて情け無くて
死んだ真似しているでしょうねぇ・・ショボーン


相棒の吐く言葉を妄想してみました・・・グラサン


「雪が降ろうが降らなかろうが・・・
うらは歩けないから外には出ん・・!



日が当たれば溶ける雪に金は出されん・・!
うらの家の前の雪はかかずに
そのままにして置いてくれ・・!」



妄想ついでにさらに妄想・・・口笛


欲張り起こして死んでから
除雪費用をけちって
3万や4万多く残しても誰も喜ばん・・・プンプン


町内の笑い者になるだけ・・・グラサン


ドウゾもうこれ以上雪よ降らないで・・!

 


私の頭の中は
妄想まみれになっちゃいそう・・・えーんガーン