幼い頃(1~5歳の頃)・・・
電気も通らない山奥に住んでいて・・
夜になるとカンテラに火を灯し・・


自転車通勤で仕事から帰ってきた父と
祖母がいろりの回りで火を囲んで
干し魚をあぶって・・・

 


夕ご飯を食べさせてくれた記憶が
ありありと思い出される・・・


年子の妹が病気で入院してたため
母は小学校へ通ってる姉だけを連れて

 


病院へ通いやすい母の実家に
身を寄せていた・・


母の実家には電気は通っていた・・・


とても不自由な生活だったはずなのに
水は清く空は透き通るほど青く
澄み渡っていて・・・


夜空の星は金平糖のように

空いっぱいに光り輝き・・・


それらは手の届くような近さに

感じられ・・


祖母にいろんな昔話をしてもらって

果てしない未来に大きな夢と希望を

持って育った・・・


姉は母の実家で何不自由なく

王女様のように扱われ育ったと

あとで人から聞きましたが・・・


私は自分で働いて食べていく術を

祖母や父から学び取りました・・・


川魚のヌルッとした生あたたかい

感触や生き生きした魚の匂い・・・

畑を掘り起こした時の
野菜や根菜類の匂い・・・


膝まで来る泥だらけの

田んぼの中へ入った時の

田植え時の泥の匂い・・・


道ばたに生えてるイタドリやつくしや
ヨモギや草花の匂い・・・


山でとれる野いちごやワラビ、ゼンマイ
せりやわさびやキノコ類の匂い・・

 


梨やアケビやトチの実や

銀杏や野ブドウや栗類の匂い・・・


家の敷地内で取れる柚子や山椒、ナツメ
ビワ、グミ、柿やスモモや桃類の匂い・・


記憶はだんだんおぼろげになっていくのに

私の幼い記憶の中には・・・
新鮮な匂いが漂っている・・・おねがい


結婚して土の匂いや野菜の匂いのない

町中で暮らすようになり・・・


共働きで、時間が止まったままのような
慌ただしい人生を、歩んで参りましたが・・・

 

気がつけばいつの間にか二人だけ・・・

 

そんな中で・・ついに2024年春
北陸新幹線の金沢敦賀間が
開業する事になりました・・・


福井東京間は乗り換えなしで3時間を
切るそうです・・・ラブ


高速に乗って県内の

我が故郷へ車で帰る時間と

ほとんど変わりアリマセン・・・びっくり


福井県は100年に一度という
転換期を迎えるそうですが・・・


私は約70年前は電気の通っていない

山奥暮らしをしていましたのに・・・ガーン

 

 

文明の進歩の早さは

瞬く間ですね・・・ラブ

 


叶えられるものなら・・・
荷車や自転車しかなかった時代に・・・
苦労しながら人力で漕いだり押していた・・・・


亡き祖父母を
北陸新幹線に乗せて
東京さ見物に

連れて行ってあげたかった・・ラブ


あまりの早さに驚いて
大感激した事でしょう・・・照れ


孝行したい時には祖父母なし・・?


という私も・・・


 

北陸新幹線が通っても
東京へ何しに行く・・・びっくり

 


それが問題である・・・笑い泣き