義兄から私達女姉妹3人と義妹に
それぞれ遠方まで足を運んで
葬式に参列して貰ったお礼と・・・
初七日の法要を子どもや孫達とで
済ませたという内容の電話が
スマホに掛かってきました・・・
日に日に寂しくなって涙が出てくると
泣いていた義兄・・・
86歳で80歳の姉を亡くし・・
もう十分長く添い遂げられて
後悔はないはずの年齢だと・・・
私的には思えど・・・
年が行ってからの永遠の別れほど
身に堪える物はないのかも知れない・・・
母方の曾祖母は25歳の時戦争で
若くして未亡人に・・・
乗っていた飛行機を撃墜され
海の藻屑となって消え去った曾祖父・・・
それからは再婚もせず一人娘の祖母を
嫁ぎ先で立派に育て上げ・・・
家を守るために婿養子をとりました・・・
その人が私達を一番大事にしてくれた
心の優しい養子のおじいちゃんでした・・・
うちの父方の祖父は
祖母が45歳の時に亡くなり
祖母は女手一つで3人の息子を
それぞれ国家公務員に仕立て上げました・・
私達は父方の祖父のことは
何も知りません・・・
父母が結婚したときにはすでに
亡くなっていましたから・・・
祖母の口からも祖父の話を
聞いたことがありません・・・
残っていた祖父の写真は
とても頑固そうな男が腕組みをして
立っている姿でした・・・
思い出したくないほどの
祖父だったのか・・・？
祖母が口にしない限り私からは
祖母に尋ねることはしませんでした・・・
昔は好きでもない人とでも
親の決めた人と寄り添うのが当たり前と
された時代でしたから・・・
それに比べ・・仏壇に向かって日に日に
寂しさがこみ上げ、涙を流してると言う義兄が
可哀想で思わずもらい泣きを
してしまいました・・・
大好きな人との別れは・・・
忘れられないし・・・
例え死んでいなくても
永遠に寂しく哀しい・・・
それに比べ‥年子の妹よ・・！
殿様のような旦那に約40年間も仕え
年金を受け取る前に亡くなった旦那のこと・・
思い出したり話題にすることは
一度もないみたいね・・・・
とことん心が疲弊していたのか・・
それとも・・・
やっと自由になれたという解放感があったのか・・・
旦那が亡くなってから生き生きと輝いて
綺麗になったと近所の評判だわさ・・・
私の行く手は義兄タイプか・・・
それとも年子の妹タイプか・・・
まぁ～泣いたりはしないタイプダベサ・・・
相棒に一つだけ感謝するとしたら・・・
生活費の心配をしなくて良かったこと・・・
これが一番かも知れませんが・・・
欲を言えばもっと私に従順になれ！・・・
ない物ねだりをしたくなる私です・・・