現役を退いた高齢者夫婦が
お互いに亡くなったときには・・・


家族葬で簡単に済ませようと
元気な頃に約束し合っていたにも
拘わらず・・・


姉が亡くなったと
知らせがあったときには・・・



義兄は葬儀の日取りと

段取りを連絡してくれて・・・

 


「家族葬にしたいから参列者は実の姉妹と
甥か姪の代表者が一人だけの
参列にして欲しい」と


連絡があり・・・
家族葬と言うことが理解できていても
お世話になった伯母に
最後のお別れがしたいから・・・


行かせて欲しいと私の子どもや
妹達の甥姪は人数制限があることに
納得が出来ませんでした・・


お盆やお正月に実家へ集まる度に私達5人の
姉妹や甥姪で賑わっていた親族、家族関係が
最後のお別れも出来ぬまま
永遠の別れになってしまうことを・・・


参加できなかった甥や姪は
とても残念がっていました・・・


私達は・・義兄からの連絡には素直に従い
各家の代表格である跡取り息子一人だけを
連れて‥イヤ連れられて参列したわけですが・・・


土壇場になって会場へ行って初めて・・
葬儀会場が家族葬でない一般葬になっている
ことに気づきました・・・・


息子が「お母さんここは家族葬の場所じゃないよ!
100名ぐらいは余裕で入れる大きさだよ・・・


家族葬というと平屋の小さな家のような
作りになってるはずなのに・・・
こんなに広々とした会場なんて
珍しいね・・・?」


と言うので・・・


「急に私達に連絡するまもなく

変更を余儀なくされる理由が
あったのかもしれないわ・・・」


と・・5階の控え室に上がり・・・
集まっている妹達に家族葬が変更された
わけを聞いてみますと・・・


姉達の考えが甘すぎた・・・!


義兄は7人妹弟の長男で

姉は5人妹弟の長女・・・


家族葬では最高、20名から30名までしか
収容できません・・・


姉と義兄の姉妹の
それぞれの夫婦と代表者の甥姪が
一人ずつでも、28名に
なってしまいます・・・



肝心の喪主家族やその子ども夫婦に
孫達を入れますとそれだけでも11名増え


お互いの実家を守っていてくれる
弟の子ども夫婦や孫達も加わるとなると
さらに10名は増え・・・


その上姉と親しかった友人関係やご近所の方が
どうしても最後のお見送りをしたいので
葬式に出させて貰えませんかと懇願され・・


優しい義兄は断わることが出来ませんでした・・・
小規模といいながらも71名の参列者です・・・


香典は姉妹や身内からは頂いても
(今までの付き合いから)


一般の参列者の予定はしていなかったのが
急な変更で受付場所の設置もしていなくて・・・


まとめて預かってきた人には
人数分の香典返しと
ご挨拶状を一人分ずつお返ししなければ
なりませんし・・・


参列者一人一人にカードをお渡しして
そのカードに住所・氏名・電話番号を
記入していただいて・・・


バタバタと参列者の名簿作りをしていました・・・



『最後のお別れに集まって貰うのは賑やかで
嬉しいんやけど・・・家族葬やでなぁ・・』
と言っていた義兄の言葉を思い出し・・・



お義兄さん誰にでも優しすぎるから
あの言葉では・・紛らわしすぎて
誰でも参列出来る・・・



家族葬だと会場へ見えなかった人が
その後自宅の仏壇にお参りに見えることが
あるそうですが・・・



来られた方全員が入れたので・・・
その後の心配はなくなりました・・・



我が娘・・・
葬式に出るために丸一ヶ月間・・・
ピチピチで入らなかった喪服の礼服を着るために・・・

 


毎晩9時からたんぼ道を長女と一緒に走って
やっと洋服が入ると喜んでいたのがパ~!


慣れないことはするもんじゃない・・・えーん



私が妹達に一言宣言しました!
「私と旦那の時には全員参加して貰うように
遺言しておくから甥姪やその子達も
遠慮なく来て貰ってね!大歓迎よ!」・・と!


どの口が言わせるんじゃい・・!
ほんのちょっと前までは
家族葬にしょうと言ってた者が・・・!



息子も今回の騒ぎで・・・

大家族出身の親を持てば
家族葬では無理と実感したはず・・・ガーン


私達の葬儀には・・・
参列者の誰からも不満が出ぬように
来る人拒まずで・・・
賑やかに見送って貰いましょうか・・?


葬式費用は二人分

ちゃんと残してありますから・・・口笛グラサン

 


当日のバタバタだけは

避けたいものです・・・ウインク