手を差し伸べてくれる人が
身近にいてくれることの安心感は・・・


一人暮らしの老人にとって
何よりも心強く感じられますね・・


親戚の女性で年齢は姉と同じ
午年の80歳・・・


10数年前にご主人を亡くされて
お二人の間にはお子様がなく・・・


その後一人で都会のマンション暮らしを
なさっていました・・・


ところが約1ヶ月前に転んで大腿骨骨折を
されて即入院手術となりました・・


入院手術となりますといくら本人が
しっかりしているとは言え・・・


いざというときに備えて身元引受人が
必要です・・・


子どもさんがいないとなると、頼れるのは
自分の弟妹だけ・・・


その頼みの綱の弟さんも10年ほど前に
すでに他界し・・・他に頼れる者は
自分より8歳年下の妹さんだけになりました・・・


すぐさま妹さんご夫婦に電話をして
病院の入院手術の手続きをしてもらい・・


今では手術後のリハビリに

励んでおられますが・・・

 


いずれ退院となると今のマンションでは
身動きに負担が掛かると言うことで・・・


入院中に妹さんご夫婦がマンションで
老人が住みやすいように・・・


あらゆる場所に手摺りを付けたり
段差をなくしたりと動きやすいように
急遽改修工事をされました・・


妹さんご夫婦がお姉さんの住んでいる
家まで通うには片道約1時間半ほど
かかるそうです・・・


・・・かといって妹さんが
お姉さんを引き取って看ることも出来ず・・・

 


何か事がある度にお姉さんのお世話に
通わなければなりません・・・


親はすでに他界し・・・
若い頃はあれほど都会に憧れて

故郷を出た結果が・・・

 

 

身動きが不自由になり

一人暮らしになると・・・・

 

 

声を掛けてくれる人もなく・・・
寂しさ、わびしさが全身を襲ってきます・・・


リハビリで足が軽快しても・・・
自宅マンションへ戻れば・・・

 

 

また一人暮らしの孤独感が

待っています・・・


 

そのわびしさは今後ずっと

ぬぐい去ることはできないでしょう・・・


そう思いますと・・・

我が子が近くに住んでいる人は別ですが・・・

 


都会でも緊急事態発生の場合には・・
お互いに電話1本で・・・
すぐさま駆けつけて助け合える・・・

 


親しい友人を2,3人作っておくことも
大切ですね・・・


まさかの時には
「遠くの親戚より近くの他人」
と言いますから・・・

 

 

信頼できる人間づきあいは

一生の財産だと思います・・・